次は白チームから始まる
凪「宜しく」
千切「嗚呼任せろ!!」ダッ
潔「ッ(やっぱり前よりも早い…)」
そりゃそうだ、俺だけじゃない凛だって龍聖だってあからさまに強くなってるし
だからといって怖くない、だってこんなにも胸が熱く興奮するんだから
千切のスピードで1点、凛とボールコントロールで1点凪のトラップで2点蟻流の高さでアシスト1点龍聖の暴走で1点蜂楽のドリブルで1点
3・4になった今負けているのにも関わらずワクワクしていた
なぜかは分からない、俺は俺自身のことに分からないことが多すぎると思う、自分の感情自分の意思自分のエゴ
自分自身で感じているのに分からない
これが俺の届きそうで届かないピース
蟻流のアシストは高かったあれがなければ1点取られていた
感謝はしてても時間は有効で凛が苛立ちを立っていることに気づく
潔「(珍しいな、凛が龍聖以外で苛立つこと)」
士道「世一ちゃ~ん」
潔「ん?」
士道「久しぶりにさぁ、俺にでっかい爆発感じさせてよ♡」
潔「……ならその生温い頭をどうにかしてからな」
士道「ッ~♡…勿論♡」
潔「…行くぞ、ダメ犬」
士道「ワンッ♡」
凛「…今回は譲ってやる、今回”は”」ポンッ
士道「黙っとけ♡」
凛「彼奴殺すッ!!」
蟻流「2人だけで行くとは…俺も入れろ」
潔「(あ”~ゴチャゴチャうるせぇ…黙ってろよ、俺の邪魔すんな喋んな失せろ俺の邪魔する奴は誰であろうと許さない)」
士道「…その世一ちゃんの目だけで爆発やばァ~」
潔「黙ってついてこい、楽しませてやる」
士道「流石世一ちゃん♡」
この時の俺は前の1次選考の時の感覚に襲われた、なんでも見透かしてるような神の領域に入ったような感覚だった
未だにこの感覚は理解してない、それに掴めない今この感覚があるのはエゴがあるから?それもあると思うし、でも少し違う…化学反応か?これが…?でも化学反応は2人で出来たもの…嫌、2人じゃない1人でも出来るようにならなきゃ行けない凛だって1人で化学反応を起こしていた、なんなら当たり前のように
でもこの俺のエゴと龍聖のエゴを合わせれば2人の化学反応が起こるはず
なら使って確かめる、この感覚はなんなのか
潔「龍聖、俺は使える物は全部使うだから龍聖が使えないと思ったらすぐ捨てる、いいな?」
士道「なにそれ…最高じゃん♡」
潔「…やっぱエゴい奴はイカれてるな」
士道「それ世一ちゃんが1番言っちゃいけないやつ~」
ボンッ
士道「ヒュ~🎶」
このパスのやり取りを続ければ他の奴らは手も足も出ない
必死に俺を止めるけど俺は唯パスを出しているだけで龍聖がちゃんとした位置にいるから成り立つパス
いくら俺を止めても龍聖を止めなきゃ意味が無いのに
それに気づいたのが凪だ
凪「まさか…ッ」
流石天才、でもな1歩遅い
気づいた途端には龍聖がゴールを出していた
ピピーッ
士道「世一ちゃん~やっぱ最っ高すぎるんだけど♡」ギュ
潔「うぇ、苦しッ…」
凛「離れろ、日サロ」
士道「黙れ、下まつげ」
潔「変なあだ名…」
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