コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ラスケ市
スチームパンクな街。活気があるが、どこか変わっている。
《アンタ変わった見た目だねぇ、ここに何の用だい?最近はただでさえ治安が悪りぃんだよ、変なやつはほっておけねぇ。》
《なんかいってみたらどうなんだよ?あ?》
真っ赤な髪をかきあげたお姉さんに絡まれた。
ワタシ「あ、あの、マリネスト街から、、」
赤お姉さん《ふざけてんじゃないだろうね?こちとら真面目に聞いてるんだわ、返答次第じゃ容赦しないよ。》
《てかアンタ、どこかで、?》
困っていたら、こっちこっち、と路地に引きづり込まれ、そこから逃げた。
黒髪の少年「レナさんに目つけられちゃって可哀想ですね、最近は治安も悪いから、ここも警戒してるんですよね。ごめんね。」
ワタシ「い、いや、助けてくれて、ほんとにありがとう。」
黒髪の少年「俺はエレスです。よろしく。」
うん、と頷く。
何かを察してくれたのか、あまりこちらには聞いてこなかった。
エレス 最近はエレキペルたちの襲撃が酷いけど、そんな軽装で大丈夫なの?良かったら俺の家来ます?
エレキペルってなんだろう。
テル これがナンパってやつですか。
エレス こいつ、、、、そんなんじゃないよ、ただその格好じゃ目立つからさ。てか君女の子だったの?
ワタシ ありがとうございます、お言葉に甘えてお邪魔させていただきます。ところで、エレキペルってなんですか、、、?
テル/エレス エレキペルというのは/ってのは
沈黙が流れる。
エレス あっ、、敬語じゃなくていいよ、年近そうだし。エレキペルってのはこいつみたいなAIがウィルスに汚染されて人に害をなすようになったやつなんだ。
といって金属に目を向ける
テル 私はエレキペルみたいなAIの風上にも置けないようなやつじゃないですからネッ!!
ワタシ 治安が悪いってのはエレキペルのせいなのになんでさっき、、
エレス ああ、、都市部と田舎はエレキペルのせいで最近対立しているから、、
ワタシ うわっ、ごほ、げほっ
工場付近だからか、煙にむせてしまった。
夜の国って大変だなぁ。
そうこうしているうちにエレスの家についた。
テル/ワタシ お邪魔します/、、
テル まぁえの言われ用も無い家ですね!
エレスは苦笑した。
エレスは家の奥に消えていったと思ったら
エレス はい、これ男子用だけど服だから。
ここじゃ目立つからあそこの部屋で着替えてきたら?
ワタシ あ、ありがとう、
なんでエレスはワタシにここまでするのだろうか。
何か考えが?でもワタシ何も出来ない、、、
善意、?
考えながら着替えてみる。
ちょっとブカブカだけど我ながら様になっている気がする。
エレス 似合ってるんじゃない?w
テル ブッカブカーーーー!!w
なんか笑われた。
ワタシ そういえば、なんでさっきからエレスはワタシに親切にしてくれるの?
エレス うーん、なんていうかレナおばに怒られてるのかわいそーって思っちゃって。レナおばに怒られたことあるから、、、怖かったよね?ごめんね。
そうなんだ。
ワタシ そうなんだ。すごく助かる、ありがとう。
エレスはうん、どういたしまして〜と言うとお茶を出してくれた。
エレス これからどうするつもり?
ワタシ あてもないから、、しばらくここを歩いていようかと。
お茶に口をつける。
ワタシ んっ!
久しぶりに食べ物を口にしたからか、凄く美味しい。思わず声を出してしまった。
エレス 熱いから気をつけてよねw
あてもないってホームレスでもする気?お金あるの?
痛いところをつかれてしまった。
エレス もし良かったらここにしばらくいなよ。俺の仕事を手伝ってくれたらいさせてあげる。
どう?
ワタシは断る理由もなかった。
ワタシ うん、頑張る。
エレス 良かった!ちょうど人手不足だったんだ。
仕事内容を説明するね。俺たちは商人なんだけど、物を運んでもらったり、会議についてきてもらったり。あとはちょっと怖いけどお金払ってない人たちに払わせたり。
なかなか癖が強いなぁ。
ワタシ う、うん。わかた、。
エレス じゃ、君の部屋はそこね、何かあったら奥の部屋にいるから、呼んでよ。
ドアが開いた。
??? エレス、、、ん、、?お前は、、、?
エレス あ、ロジスさん!この子は俺たちの仕事を手伝ってくれるんだって!
このイケオジはロジスというらしい。
ロジス あ、あぁ。エレス、確かに俺たちは人不足だが、、、また厄介なのを、、、
人のことを目の前で厄介というのはどうなのだろうか。
エレス 別にいいじゃん。じゃ、もう寝る時間だよ!みんなおやすみ!
ワタシは眠りについた。
が、眠れるはずもなく。おそらく普通なら深夜2時くらいに目が覚めた。
どうしようもないから、街に出てみようか。
夜風と煙がワタシを囲う。
シーンとしている。夜の国でも、活動時間と就寝時間は決まっているようだ。
しばらく歩けば、商店街に出る。
人形屋、ナゾの機械を売っていたり。
服を売っていたり。
そこで目に止まったのが、ボロボロの張り紙。
張り紙には、青い髪で黄色い目をした、黄色いめをし、た、
ワタシがいた。