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らむ
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それを聞かされたときのISTJは……正直、どう返していいかわからなかった
定期的にそういう予言は世間をざわつかせてるけど、当たった試しなどなく
INTJのこともそういう視点でどうしても見る以外どうしようもなかったというか
疲れててそんなものばかり見てるんだろうと
「………………」
「バカげてるよね、こんな話。僕ですらそう思うよ。だからもう僕のことはほっといてくれ」
「待ってくれ!バカにするとかじゃなくて、俺にもどう返していいかわからなくて!」
ここで対応を誤ったらINTJは二度と窓から顔を出すことさえしてくれなくなる、そんな気がして
思わず引き留めるような言葉が出てしまった
「……次の日曜の朝に世界が終わるって、そんな声がしつこくて……」
「うん」
「僕病気なのかな」
「それはその日にならないとわからないだろ?俺がその時までずっと付いてるから」
「………、」
それからISTJはINTJの部屋に入り浸るようになった
隣同士、男同士だからこういうとんでもないことも割とお高いの親も許してくれるのは有り難かった
「もう冬も近いのに季節外れの暑さだよな」
「僕が見たのと現実が同じようになってる……」
「そうか……」
自分にできることは、彼がどんなに支離滅裂なことを言っても否定せず、ただ寄り添うのみ……とISTJは思う
最近では悪夢でINTJが飛び起きたりしてもISTJがすぐに助けられるように、1つのベッドで大の男2人が一緒に寝るのも当たり前になっていた
本当の兄弟でもこんなことはしないよなとお互い苦笑する
「……ッアアーーー!!!」
この夜もINTJは悪夢で叩き起こされた
「ISTJ、ISTJ……!!」
「ん……」
きつくINTJに抱きつかれてISTJも目を覚まし、自身もINTJを抱き締める
普通の男友達はこんなこと有り得ないよな、と、違和感はあるが致し方なく……
でも、この距離の近さはどう考えてもおかしい
ISTJの本能が警鐘を鳴らすが、恐ろしさよりも目の前の男を失いたくない思いがそれをかき消す
そんなお互いの曖昧でオブラートのように薄い境界線が、破られないまま守られるなどあるはずもなく──
(続)
コメント
5件
第2話、読み終えました……ああ、この距離感の描き方が本当に繊細で、胸の奥がきゅっとなりました。ISTJが「どう返していいかわからない」と正直に吐露するところから始まり、それでも「その日までずっと付き合う」と約束する流れが、とても美しいですよね。「普通の男友達」という違和感に警鐘を鳴らしながらも、それ以上に失いたくないという気持ちが勝ってしまう……この危うい均衡が、もう次の展開が気になって仕方ありません……!「境界線が破られる」という一文で終わる余韻の使い方も巧いなあ、と。次も楽しみにしています。