テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
sideファウル
エティーナがスーベルシア軍に捕まったという情報はすぐに俺の元に届いた。
俺は血の気が引いた。
すぐに、総攻撃をかけようと思ったが、テーブルをふと見ると、エティーナからの手紙があった。
『親愛なる陛下へ。
いいえ、ファウルへ。
私が勝手にこの策に身を投じることをお許しください。
きっとあなたは今怒り狂っていることでしょう。
でも、私を信じてください。
そして、それと同様に私はあなたを信じています。
後宮に入ってから今まであなたは私をいつも大切にしてくれました。
あなたの愛に私の心は溶かされ、一割の気持ちは十割の気持ちへとなりました。
ありがとう。
きっとまた会えると信じています。
だから、あなたのやるべき事をやるのです。
私ともう一度会うために…
もしも、今回の策が失敗したら…
あの世で会いましょうか。
ふふふ。
生きる時も死ぬ時も同じであることを…
ここに誓います。
エティーナ。』
俺はそれを読み、涙をこぼした。
そして、決心した。
エティーナが作ったこの勝機を逃してはならない、と。
俺はイグナードらに指示を出し始めた。