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「ポ、ポートマフィア……!?」
パリーン!!
『国木田さんメガネ割れてます!!!!』
「ポ、え?ポート?ポートマフィア??ん??え??は??」
『谷崎くんが壊れた!!!!』
「あっははー!翡翠凄いね〜!!一日で目付けられちゃったじゃん!まぁ、僕は入社試験の時から分かってたけどねー!!」
『流石名探偵……』
「翡翠ちゃんすごいじゃないか〜!ポートマフィアなんかに渡さないけど〜」
『あはは、元幹部なだけあってピリピリしてますね……』
ふと時計を見ると19時を回っていた
『うわっ!!もう19時じゃん!好きなテレビ間に合わねー!帰ります!!』
「あれっ、そうなの?じゃあ私が家まで送ってしんぜよーう!!」
『遠慮しまーす!!』
「おい太宰ィィ!!お前はその前に資料を片付けろ!!!!」
「じゃあ水野さん、また明日!」
『敦くんありがとう!』
バタンッ
やべ、扉強めに閉めちゃったかも
てかマジでテレビ間に合わない!!!!
『走るんだ私ー!!!!』
って言ってもヒールっぽい靴なので走れないんですが…
ドンッ
肩に衝撃が走った
『うおっ、すいません!!』
「?お、おう」
背ちっちゃ…じゃなくて、整った顔だな〜、
………ん???てかここどこだ、路地裏じゃん
「…………」
あれ、っ意識が……
バタッ
倒れた瞬間、誰かに受け止められた感じがした
「探偵社の社員がこんな警戒心でいいのか?
ハッ、まあ俺にとっちゃ好都合だけどな」
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うーん、めっちゃ寝た気がする。身体がだるい
……ってかここどこ?家こんなに広くないし…
しっかりしろ私…記憶を戻すんだ…
知らない人とぶつかってそこから意識ないから……
『……………ん?』
私、攫われたのか??
えっ、誰に??
「あれ、もう起きてンのかよ」
『うわっ誰!!!!』
『って、昨日ぶつかった帽子か』
「ンだよ帽子ってよ…知らない奴によくそんなに話しかけられるよな手前…」
『あっ、そうだ私攫われて……おまえが!!?』
「攫ったのは俺だけど考えたのは俺じゃねェ」
『共犯いんのかよ、、』
「中也くん、それは私の事かね??」
「ッ首領、いたんですか」
『首領?なんかの組織なの?』
「探偵社にいるのに分からねェんだな手前。」
「私はポートマフィアの……」
『エッポートマフィア???????』
「ちょっと割り込まないでくれるかい!?」
『すいません…』
「ごほんっ。私はポートマフィアの首領の森鴎外さ」
『ボ、ボスってことですか……』
「そういうことになるね」
『で、なんの用でしょうか』
「ああ、本題に入るね」
「単刀直入に言うけど、”ポートマフィア”に入る気は無いかい??」
「ポートマフィアに入れば高収入だし、その「異能力」を活かせるよ」
『遠慮させていただきます!!!!』
「おい、なんでだよ」
『だって私には仲間がいますし、太宰さんとか頼れる優しい上司がいる職場ってそうそうないと思うんです。私は金で釣れません!!!!』
「………そうかい、ならいいや」
「!?いいんですか首領!」
「そんな無理矢理入れても罪悪感がね…」
『それマフィアが言いますか?でも納得してくれて嬉しいです。』
「あ、納得したわけじゃないからね」
『え?』
「だからこれからは翡翠くん自由に出入りしていいよ」
「それでいい感じだなって思ったらポートマフィアに入ってほしい。いつでも待ってるよ」
「…だそうだ。手前はどうする?まだいるか?」
『いやそれはちょっと……』
プルルルルルルルル
ポケットに入っている電子機器が振動した。
『すいません少し出ますね…』
「嗚呼、構わないよ」
『はーいもしも』
「おい翡翠ィィ!!!!」
キーーン
『ちょ、うるさいですよ国木田さーん…』
「貴様が会社に遅刻してくるからだろうッ!!!!」
『ああっ!!なんか忘れてると思ったらそれだ!!』
『すいません!!!!もうお暇しますね!!ありがとうございました!!』
うわぁあどうしようッ!!!!