テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
前回の続きです!
※共依存的な内容が入ってます
はやふーさんが若干病んでます
はやふーさん視点
時間の進みがとてつもなく遅く感じる。怖いとだけじゃ表せないこの感情。これまで長く活動を行ってきて、自分は大丈夫だと油断していたんだ。だからあんなことをやってしまったんだ。ネガティブな言葉しかわいてこない。何をする気にもなれない。そんな時、玄関のインターホンが鳴った。誰だ?もしかしたら、あのコメントをしてきた人かもしれない。震える重い腰を持ち上げて、ドアスコープから外を覗くと、そこに立っていたのはりもこんだった。あのことがバレたのか…?と焦りつつ、急いでドアを開けた。りもは、動画削除についての心配メールを送って5時間ほど経っても既読すらつかなかったため、「何か嫌な予感がしてふうはやの家に来た」という。その予感、あながち間違ってはないよ。思わずそう言いそうになった口を閉じる。今、りもと喋っちゃだめだ。あのことを曝け出すようなものだ。無言の俺に動揺しているりもを「大丈夫だよ、!」と無理矢理安心させドアを閉じると、まだかろうじて抑えられていた感情が一気に出てきた。我慢していた涙が一気に溢れ、喉が詰まり咳き込んでしまう。わざわざ俺のことを心配して家まで来てくれるなんて、りもはなんて優しいんだ。俺はあんなことをしでかしてしまったのに。
「やっぱり俺、りものことめちゃくちゃ好きなんだな…」と改めて思う。だから、自分から離れてほしくない。別れる?そんなの絶対に嫌だ。許さない。だなんて、勝手なことを思ってしまう。そんな自分が嫌で嫌で、現実逃避したくなる。そういえば、3日後に俺の家でお家デートするんだっけ。家、綺麗にしておかないとな、。と、気分転換程度に掃除を始める。こんなんじゃ、これっぽっちとも気分は晴れないけど。
りもさん視点
ふうはやに動画削除の心配メール送ったけど、まだ返事来ないな。もう1時間も経ったのに。でもまあ、色々立て込んでるのかなあ…と考えてから、4時間が経った。え?流石におかしくない?心配と不安、1mm程度の怒りをもってふうはやに電話した。出ない。一体どうしたんだ?何かあったのか?
まさか浮気?いや、ふうはやがそんなことするわけない。だって、既に俺にデレデレだからね。他の男(女)なんかに興味持つわけないもん。もしそんなことしたら、一生許さない。俺から離れる?無理無理。体格差あるし??抑え込めるし??? まあ、そのことは一旦置いといて、本当にどうしたんだ?心配だな。家行ってみるか。一応心配だから家行く!と連絡しておき、早速ふうはやの家に向かった。インターホンを鳴らし、ドアを開けてもらった。合鍵は秘密で持ってるけどね。出てきたふうはやは、顔がものすごく青白かった。心配すると同時に、その顔が綺麗だと思ってしまった。それでも流石に心配の方が勝つのでどうしたのか聞くと、「なんでもない」といってはぐらかされてしまった。
なぜ来たのか話すと、ふうはやは驚いた顔をしてそのまま固まった。15秒ほどたって、「大丈夫だよ、!気にしなくていいって!、 じゃあな!」と、勢いでドアを閉められてしまった。え?どう考えても大丈夫そうじゃないんだが???合鍵を使って無理やり入ろうか迷うけど、内緒で合鍵を作ったなんてバレたら怒られそうだからやめとくか…
心配だなあ…
今回はここで終わりです!
アドバイス、コメント、ハートなどくださると嬉しいです!
コメント
3件