テラーノベル
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3日後、ラウールが嬉しそうに家に来た。
いつものように話をして、簡単な料理を作ってくれて、2人で食べる。
ラウールはビールを欲しがった。
目黒は冷蔵庫から出してラウールに渡す。
目黒ーゆっくり飲めよ。
ラウーん。
目黒ーこの前、なんか話があるみたいな事言ってなかった?
ラウー・・。
目黒ーラウール、なんか大事な話があるんじゃないの?
ラウーあのね、あのね。
目黒ーん。
ラウーめめが好きなの。
目黒ーありがと。
ラウー違う! 恋愛対象として好きなの。
目黒ー・・。
ラウー何度も違うって思ったけど、やっぱり好きなの。
目黒ー・・。
ラウー俺の事嫌い?
目黒ー可愛い弟みたいだって思ってる。
ラウーめめも好きなの?
目黒ー俺には好きな人がいる。
ラウー誰?
目黒ー言わない。
ラウーメンバー?
目黒ーさぁどうかな。
ラウー俺のこと大事じゃないの?
目黒ー大事な親友。
ラウー俺のこと好きになる可能性は?
目黒ー無いかな。
ラウー・・。
目黒ーメンバーとして大事だし可愛い弟みたいだって思ってるけど恋愛対象じゃない。
ラウー思っててもいい?
目黒ーラウールを好きになることはないよ。
ラウーめめ・・。
ラウールはポロポロ泣き出した。
目黒はタオルを持ってきた。
ラウールは声を出さずに静かに泣いている。
だが、目黒も優しくするわけにはいかない。
自分には心に決めた人がいるから。
ラウールが顔を上げて目黒に聞く。
ラウーめめは、どうして俺を可愛がってくれるの?
目黒ー俺はラウール係だから。
ラウール係りと言われてしまった。
面倒を見てくれるって事だ。ラウールは新しい涙が出てきた。
好きだからじゃないんだ。
滝沢歌舞伎の頃から守ってもらってただけなんだ。
ラウー帰る。
目黒ー・・。
ラウーありがと、大事にしてくれて。
目黒ーこれからも変わらないから。
ラウーん、次の休みは食事に行こう?
目黒ーそうだな、ごめんな。