テラーノベル
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配信やボイスなどを全て追えているわけではないため、口調など違うところがあるかもしれません。また、ご本人様には無関係です。
書きたいところだけ書いているため大変短いです。
記憶なし生まれ変わりkyngと姿も変わらずずっと生き続けているhsrbの学生パロrbru
こちらの小説にカプ要素はあまりないですが、この世界線はhsrbの片想い設定のためrbruと記載しております。
ここから伏字なしです
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雪が降りそうなくらいの寒さの中、俺は今日聞いた気になる話を星導に話していた。
「なあ星導、狐の窓って知ってる?」
「狐の窓ですか?知ってますけど」
そう言う星導を見て、なんだ知っていたのかと少し残念な気持ちになるのを抑えた。覗いたら不思議なものが見えるとは言うが、それで他の人の事を見てみたら何が映るのだろう。前世の姿か、それとも特に何も変わらないのか。疑問に思ったことを、そのまま俺は口にした。
「覗いたら不思議なものが見えるって言うけど、あれで人を覗いたらどうなるんだろうな」
星導は一瞬ぽかんとした顔をしたが、すぐにいつもと同じ何を考えているのか分からない表情に戻った。しばらく黙り、俺達の間になんとも言えない空気ができたが、星導の声によって振り払われた。
「さあ、普通に人間の顔が見えるんじゃないですかね、知らないですけど」
あまりにも適当な返事が返ってきて、俺はつい間抜けな声で返事を返してしまった。
「知らないけどって、お前気になんないの?」
俺がそう言うと、星導はこちらの手を掴み自身の前に出したかと思えば、ありえないことを言い出した。
「そんなに気になるなら、試してみますか?」
星導は不気味な程綺麗な笑みを浮かべていた。
「…いや、いい」
気になるのは事実だが、本当に覗いてしまえばもう後戻りができない気がして、見ることができなかった。
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