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96日目

 

 

……あぁ、私はこうなる運命なんだね。

 

 

心配させて、沢山傷付けちゃってごめんね…

 


 

 

皆、いつもありがとう…やっぱり、私達は離れられない存在なのかな。

  

 


 

 


 

ホテルから出る。


 

 

涼しい風が長い髪をなびかせる。

 

 

「…あ、まふゆチェックアウト終わった?」

 

 

「……うん、終わった」

 

 

「は~……なんか寂しいわね。今日で終わりなんて」

 

 

「あはは、だね~…でも、今日まで誰も消えなかったのは……良かった、」

 

 

「……うん、」

 

 

「それは…そうね」

 

 

『……皆、昨日はごめん…それにまふゆと瑞希は__』

 

 

「大丈夫だって!!…ね?ボクはもう痛くもないし~」

 

 

「…そんなに気にしないで」

 

 

 

「そうよ、仕方の無い事だし 」

 

 

『……そう、だね…』

 

 

 

帰りの電車の中でも、家に帰った後でも、ずーっと私は決断に困っていた。

 

 

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