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#魔法
こはる
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【次の日】
出雲(ミントをかけずに観察してみるけど…)
月城「今日は家から出ないで〜」
ずっとべったりだ……呆れるくらいベッタリしていて、羨ましいくらいだ
出雲「この状態だと動けないからどこにも行けないよ…」
月城「少しキツイかな?じゃぁ手つなぎだけでいいかな〜」
出雲「まぁ…それなら……」
月城と家事をこなしながら昼寝もして……?
【夢】
月城と夕暮れ時に電車に乗っていた、空が橙色に染まり、雲は桃色に反射していた
月城「ねぇ…出雲?」
月城が少し落ち着いた声で話しかける
出雲「どうしたの?」
月城「もしね?もしだよ?私が死んじゃったらどうする?」
出雲「病気で?」
月城「それ以外もあるけどもし死んじゃったらね?……ごめんね?こんな話」
出雲「僕も後を追うかもねー、君はどうしてほしいのさ?」
月城「私は…覚えていてほしい、出雲くんがそのままおじいさんになるまで生きていてほしい、私の事を覚えてくれるなら、ほかの子と幸せになってもいい」
出雲「………」
考える暇もなく月城が新しい質問を聞く
月城「次の質問ね?」
そう言うと月城は頬を赤く染めた
月城「もし…私が出雲くんと結婚して、出雲くんとの子供がほしいって言ったら……どう?」
出雲「………」
出雲の沈黙に月城は慌てて顔を横に振る
月城「嫌だったら答えなくってもいいよ?
私の自己満足だから、」
出雲「……いいの?」
月城「?」
出雲「ほんとに…僕でいいの?
たくさんの世界線とその住人を手に掛けた僕でいいの?僕は君が思っているほど純粋ではない、ただの……人殺しだ」
うつむく出雲の頬に月城が手を置く
月城「でも、それは私がいなかったからでしょう?私がひどい目にあったからでしょう?じゃないと出雲くんはそんなことはしない、ただの愉快犯じゃない」
出雲「そうかもね…」
電車が駅で止まる、月城が電車をおりて出雲に話しかける、
月城「今聞いたことは、今同じ世界線にいる私の疑問とか、私は最初に君にあった私、私のことも覚えていてね?そして」
月城「そこの私を幸せにしてあげて?貴方と会えて私は幸せだった、ありがとう」
電車の扉は閉まりそのまま進む、待ってはくれないただひたすら進む、そのうち周りは暗くなる、長い時間そこにいた、そして日が昇った瞬間…
プツッ…
【現世】
出雲「あの夢……?何だったんだろ」
月城「おはよ〜、すごく涙流しながら寝てたよ?」
目元を触ると…濡れてる感触、ほんとだ、ほんとに泣いていた
月城「おやつ食べよ〜」
出雲「そうだね…その前に……」
出雲「そのスタンガンを捨てようか、何に使うつもりかな?縄まで持って」
月城「出雲くんが驚いてるところがみたいな〜って、でも出雲くん、嫌がるからさ」
出雲「うん、分かった今日は好きにしていい、かわりにそういうことはやめてね?」
月城「いいの〜!?」
出雲「しゃぁ無い」
その後出雲はげっそりしてたとか
コメント
1件
うわあ…第30話、夢と現実の対比が美しすぎて胸が締め付けられました。夕暮れの電車で「もし死んじゃったら」と聞く月城の切なさと、「覚えていてほしい」という願いがじんわり沁みます。現実パートでスタンガンと縄を持ち出そうとしてたのには吹いたけど、そのギャップも含めて出雲が「今日は好きにしていい」って優しくなる流れ、夢での別れが効いてるんだろうな…。泣きながら寝てたって描写も好きです。