富山「はぁ…ッはぁ…ッ」
どれだけ探しても誰もいない。十数年前はまだ荒廃がこんなに進んでなくて…みんなと一緒に暮らせてたのに。なんでこんなことになったんだろう…久しぶりに誰かに会いたいなぁ…北陸のみんなもどっか行っちゃった。いつから会えてないんだろ…。いや、もうそれより喉渇いた。おそらく3日は飲んでない。水どこ…体力もそんな残ってないし、今もう夜だし…明日水源探すか…。
富山「…お腹…減ったなぁ…喉…ッ乾いたなぁ…誰かにッ会いたいなぁ…ッ(泣)」
季節は気温的に冬。地球温暖化も進んで夏か冬しかなくなったから季節を当てるのは簡単だ…春と秋どこいったんだよ…夏あつすぎてほんと嫌い…もう荒廃して原因無くなったから地球温暖化年々マシになっていってるはずなんだけどなぁ…食料…虫も冬だから少ないし…リスク負うけど山行って動物狩る…いや、無理だ、山に行くまで時間がかかりすぎる。水〜…冬だから水源見つけてもよく表面凍ってるんだよな〜…割れないほど分厚くない限り割ればいっか。…誰かの体温に触れたいな…あったまりたいな…。新潟のお米食べたい…あの炊きたての暖かいふわふわご飯…思い出すと懐かしすぎて泣ける…。あと石川の金沢おでんとか…福井の越前おろしそばとか…いろいろ美味しかったのにもう会えないし…会えたとしても食材がなくて食べれないのかぁ…。ほんとに…なんでこんなことになったの…。なんで…みんなと会えなくなったの…。
富山「誰か…誰か…ッッ!いませんか…ッッ!!」
…まぁ、いるわけないだろうけど。
??「だ…かいる……?」
富山「ッッッ!?!?」
いたぁぁ!?いま完璧…とは言えないけど声聞こえたよ!?!?え、まじで誰の声!?!?
富山「え、ほんとにだれ!?!?どこ!?!?」
あ、やべこれ叫びすぎて喉枯れそう()
??「と…富山…??ここだよ…?」
富山「そこだ!!!おそらく声的に福井!!!!」
福井「大正解…!!!福井だよ〜…!ていうか声的にじゃなくて見てわかってよ…」
富山「ごめんごめん、見ずに当ててみたくて…」
福井「何それ…まぁいいや、水あるよ。ペットボトルに入れといたの。いる?」
富山「…福井って神かなんかだったりする…?」
福井「なるほどいるのね〜、あげる〜」
富山「ありがとう…ほんとに…」
福井「でもまぁ…水はあっても食料はほとんどないんだけどさ…w」
富山「仕方ないよ…食料なんて珍しすぎてやばいくらいなんだから…」
福井「だよね…一応ちっちゃい虫とかは…あるけど…」
富山「食べないよりマシだよ…」
福井「そうだよね…食べよっか。富山、食べてないでしょ。」
富山「なんでそんなことわかるの…?」
福井「全国学力ランキング毎年1位2位”取ってた“都道府県舐めないでもらえないかな…^^」
富山「怖ッッ!?学力テストも無くなっちゃったから今の学力わかんないけど…」
福井「日常が徐々に崩壊してくと実感わかないな〜…こうやって生きるために活動するのには慣れたけどさ…」
富山「なんかわかるよ、本当に実感わかない…徐々に崩壊していくスピードも早まったし…」
福井「…奇跡的に会えたしさ、僕ら2人で協力して活動しない?」
富山「そうだね…!!」
こうしてふたりで行動することになりました。
さくしゃのひとこと
この作品、頑張るから伸びればいいな。
このひとことコーナーは毎話あります。忘れない限り。
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