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2 - 第2話 本当の幸せを求めて

♥

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2023年03月31日

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本当の幸せを求めて



〜注意書き〜

・青監マイナス🦉🌸

・原作無視



「凛ちゃ〜ん!」

「んだよ」

「アイス買って来よ!」

「行かねぇよ」

「えぇ!なんでよ〜!!」

「これから自主練すんだよ…」

「そっかぁ、じゃあダメだね、」

「行ってきます!」


何アイス買おうかな〜♪

キィッーッ「え?」

ドンッ!!

『なんだ?凄い音したぞ』

『事故だ!誰か、救急車をッ!』

『声、聞こえますか!?』

「あ、の…」

「彼氏に…幸せになって、ね、ッと、、伝え……。」

『ぉお、ッお、俺のせいじゃない…!』

『貴方が信号無視してたの見てました!〜!』

…声が、、遠のいて…

「クソッ、クソクソクソ!!」

「なんでこんな事に!」

「あの場に俺が居ればッッ、」

「幸せになれ、なんて勝手な事言いやがって、ッ」



[おい]

{なんだよクソ兄貴}

[少しぐらい外に出ろ。]

[体を動かせ]

{そんな気分じゃねぇんだよ}

[🌸ちゃんの事が忘れられないのはわかるが、このままだとお前も死ぬぞ。]

兄ちゃんの言う通り、このままだと俺の身が持たないのは充分分かってる。

だが、外に出る気なんて到底出なかった。

🌸の命日以外は──


「クソ、」

俺はスマホの画面を閉じ、外に出た。

外は気持ち悪いぐらいに晴れていたまるで、俺を慰めているようで鬱陶しい。

「……」花屋で買った”紫色のヒヤシンス”を、墓の上にそっと置いて家へ帰った。




…あいつが死んでもう5年経つのか。

そんな事を考えていると誰かが自分を呼んでいるような気がした。

🌸?

「凛君、!」

いや、違う🌸はもっと声が高くて明るくて、子供っぽくて…

「えっと、凛君…大丈夫?」

やっぱり…🌸なわけがない。

「あぁ、」

「あのね、!今日結婚記念だよ、?」

「そうだったか、?」

「うん…どこか行こうy」

「悪ぃ、今日はちょっとな」

「また元カノさんの所、?」

「……。」

「そっか、行ってらっしゃい。」

話を終え、花屋へ向かう。

やはり外は、晴れていた──


花屋で買った”黄色いヒヤシンス”を、墓の上に置く。

「なぁ…」

「俺、お前が居ないと生きて行けねぇ。」

「お前が幸せになれって言うから……」

「お前が死んだ後結婚だってした」

「お前以外に初めてスキって言われたんだ」

「あいつなら俺を幸せにしてくれるんじゃないかって、」

「だからあいつと結婚したのに…」

「あいつは🌸みたいに笑顔で話しかけてくれるのに…」

「それだけじゃ足りなかったッ!!」

「幸せには、…なれなかった…」

「幸せになればきっと、🌸との思い出を忘れてしまいそうで…」

「全てが無かった事になりそうで、、」

「怖くてッ!!、、怖くて…」

「……🌸ッ、会いたい、よッ………」

「🌸とッ、幸せになりたかったッ…」


~完~

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