きらきらと瞳が輝く小さな女の子が言う
?「ねぇ、お母さん」
???「どうしたの?凛」
凛「外は、どうして危ないの?」
???「…外には、魔法少女がいるからよ」
凛「魔法少女?」
???「魔法少女って言うのはね?生まれつき神に与えられた能を悪用している少女達のことよ」
凛「ノウって、私が使える不思議な星や光みたいなの?」
???「そうね」
凛「お母さんは?」
???「私は、海を操れるわ」
凛「だから、名前がまりんなんだ!」
まりん「そうかもね?」
凛「あ、でも、魔法少女がいたら、家、壊されないかな?」
まりん「それはね?魔法少女から私達を守ってくれる『対魔法少女用魔法連合』略して“myl”があるから大丈夫よ」
凛「へー、そうなんだ!」
此処に微笑ましい親子の会話がある
でも、ナニカがおかしい。魔法少女と言うモノは一般的に
様々なカイブツからみんなを守ってくれるヒーローみたいなソンザイでしょ?
でも、“お母さん”、まりんは魔法少女をワルモノとして教えた
ナゼ?
凛「ぇ、ぅそ、お、ぉか、あ、さん?」
まりん「凛!? 何してるの、早く逃げて!」
ある日、森に囲まれた小さな小さな集落が
[真っ赤に染まった]
その赤がナニか、誰にも分からない
時が経ち
そんな寂れた集落に、1人悲しく暮らす少女がいた
凛「お母さん、これ、私が育てた林檎だよ、みんなと食べてね」
少女は、1人寂しそうに呟きながら
不恰好なお墓にそっと林檎を差し出す
凛「ねぇ、わたし、絶対立派になって帰ってくるからさ、しばらく待っててくれる?」
仲間達に別れの挨拶を告げ、彼女は動く
[魔法少女に報復を]
与えるため
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