「直ちゃん、最近顔色悪いで?」
神々廻が心配そうに覗き込む。
確かに、最近の直はどこか元気がなかった。食事の時間になっても箸がほとんど動かないし、どことなくぼーっとしている時間も増えている。
「……ん、大丈夫」
直は力なく答えたが、説得力は皆無だった。
「ホンマか?ちょっと痩せたようにも見えるし、食べんかったら体もたへんで」
神々廻は眉を寄せながら、直の皿を指差す。そこにはほぼ手つかずの食事が残っていた。
「……うん……」
「ちょっと待てや、ホンマにどっか悪いんちゃうんか?」
「いや……その……」
目を逸らす直。
「(南雲さんに抱かれすぎて胃がぐるぐるしてる、なんて言えない……)」
神々廻の前でそんなことを言えるわけがなかった。
「……ただの食欲不振……」
なんとか誤魔化そうとするが、神々廻の視線は鋭い。
「ほんなら南雲、ちょっと控えたれや」
「え?」
不意に振られた南雲は、最初は何のことか分かっていない様子だったが、すぐに直の状態を見て察した。
「もしかして、僕のせい〜?」
「……」
直は目を逸らしたまま、スプーンをいじる。
そんな直の様子を確認すると、南雲は苦笑しながら直の頬を指で突いた。
「体調崩すまで頑張ってくれたの?」
「~~っ!」
顔を真っ赤にして俯く直。
「今度からもっと優しくするね」
「そ、そういう問題じゃない……」
神々廻は呆れたようにため息をつきながら、「ほどほどにな」とだけ言って食事を再開した。
コメント
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南雲さんそんなにやりすぎたんですね、さいこうです!!🥹ありがとうございます