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こんばんわんこそば!
新しいお話をちょこちょこ書きます!!!
ちゅーい
社会人×学生
エセ関西弁
しねた
「青」
『水』
「はぁ今日も残業か…」
今日は早く帰れると思っていたのに残業させられ少しずつイライラが溜まる。
結婚も交際相手もいないため家に帰っても1人。
「俺の幸せどこー…」
何時間経っただろう。
時計は12を指していた。
「もう0時か、帰ろ」
早く疲れきった身体を癒したい。
『お兄さーん』
帰ったら風呂入ってベッドにダイブしたろ。
『お兄さん!!』
「うぉ!?」
俺よりも小さい手が腕を掴んでいる。
振り向くと高校生くらいで水色髪の男の子が立っていた。
「なにしとん?高校生やろ?はよ帰りぃ」
『断る!! 笑』
なんやこいつ。
『お兄さんは仕事帰り?』
「まぁ」
『仕事大変?』
「大変やで」
『お兄さん関西人?』
「せやで」
『ねぇお兄さん』
『僕のこと拾ってよ』
なに言ってんやこいつと思うのが普通だろう。
「冗談はいいからはよ帰りぃ」
『冗談じゃないよ』
『僕住むとこないんだー 笑』
『親に捨てられちゃって 笑』
「住むとこないって学校は?」
『行ってるよ』
「学費とかはどうしてるん?」
少し嫌な予感がしたが聞いてみる。
『んーバイトとーP活…とか?』
「あほか」
「そんなもんすんなや」
『だってお金足りなくなっちゃうし』
「だめやろあほ」
『だめって言うなら拾ってよ』
このままほっとくとやばいのに手を染めそうやななんて思いしょうがなく拾うことにした。
「…しゃーなしな」
『え!ほんとに!!やったやった!!』
「調子のいいやつ」
「ほら、行くで」
『うん!』
何かしら会話をする訳でもなくただ無言で歩き続ける。
『お兄さんの家どこなの?』
「あーもうちょい」
『そっか』
「疲れたか?」
『んーん大丈夫』
「疲れたら言いや」
『うん』
『優しいねお兄さん』
「まぁな」
また沈黙が流れる。
「ん、ここや」
『おっきいね』
『1人で住んでるの?』
「せやで」
『じゃあこれからは2人だね!』
にこっと可愛らしい笑顔を見せる水色頭。
女の子みたい。なんて言ったら失礼だろうか。
「早く入ろか」
『だね!』
「”水色頭”先に風呂入り」
『何その呼び方 笑 』
「名前知らんし」
『 水 !!』
「 水 な」
「 水 先風呂入り」
『お兄さん仕事で疲れてるでしょ?』
『お先にどーぞ!』
「ええよ」
「 水 外おったやろ風邪ひくから先入り」
『じゃあ一緒に入ろ!!』
「絶対いやや」
『えーいいじゃん!』
「無理はよ入ってこい」
『はぁい』
少しすると風呂場から鼻歌が聞こえてくる。
捨てられてた割には元気で少しほっとした。
『お兄さん上がったよーー!』
『やっぱりお兄さんの服おっきいね』
「せやな、俺入ってくるな」
「勝手に漁んなよ」
『はーい』
俺が風呂に入っているとリビングから鼻歌が聞こえてくる。
「あいつ歌好きなんかな」
「笑顔かわいいし」
「声も高いし」
「ほんま女の子みたいやな」
水 の笑顔を思い出すと少し頬が赤くなる。
「やっぱあいつ男のくせして可愛いわ。」
「…のぼせてまう」
そう思いさっさと上がる
「上がったでー」
『あ!お兄さんおかえり!』
家に人がいるってのは割といいものだなと新しい感覚を知ってしまう
『そういえばお兄さんの名前聞いてなかった!』
「…青」
『青くん!』
「笑 それでええで」
「さてと問題はベッドやな」
『一緒に寝る!』
「あほか」
『えーいいじゃん寝る時くらい!!』
『だめー…?』
可愛らしい顔で見つめられる。
「そんなん反則やん…」
聞こえないように呟く
「しゃーなしな」
『ほんと!?やった!』
「俺は寝るけど 水 はどうする?」
『僕も寝る!』
「ん、じゃあ寝室いこか」
『うん!』
寝室に移動し2人でベッドに入る。
少し狭いがしょうがない。
『青くん明日は仕事?』
「休み」
『じゃあお出かけしようよ!』
「疲れてんやけど」
『お願い!!』
水 の服問題もあったし行くことにしよう。
「…ええで」
『やったやった!ありがと!青くん!』
「おやすみ 水」
『うん!おやすみ青くん』
とりあえずここまで!!!
おやすみ!!!