ここは金が全ての国
金がない者なんて、人として見てもらえない
見世物として使われるだけ
私もその一部だ
「愛」という嘘だらけの この街じゃまた笑われたり
何が正義かなんて 突然悩んで怯えたり
周りの大人から言われた
「そこにはなにもない」
周りの大人はこう言った
「金にならないからしない」
そして見世物小屋の少女は怪しい人に連れてかれた
なんで行くの ってきいたら
「楽しそうだからやる」
って答えた
また、貧しいが見世物小屋に来ず、ひっそりと生きている人たちは
「嫌われそうだからやめておこう」
と口を揃えて言った
私は周りの人間から好奇の目で見られた
でもどんな理由だって人生は
間違ってもそう 完璧じゃなくても
信じた明日が答え
そう、教えてくれた
意味などないって笑うこの国が、世界が
呆れるくらい
イキテヤレ
リアルな自分に正直になって
無駄こそ 私の生きるパワー
そこに意味は生まれてゆく
この世界に入ってから私は
「とりあえず」が口癖にいつも歩いてしまう
けど
それは本心じゃなくて
理想はちゃんとあって
わかってるけど
こんなところじゃ仕方ないよな
でも
「今日は何食べよう」とか考えるだけで
幸せになれたり
なれなかったりする
こんな夢がなくなって人生は
笑えるのにな
涙できるのに
何か探してしまう……
それでもなりたい自分になれる気がして
だからこそまだ
イキテヤルんだ
誰かが描いた地図にないような道でも
眩しいと思う方へ…
不揃いなこの国で
それぞれ違うけれど
みんな見上げる青空を
その下で何ができるのかなんて
わからないけど
でももう少し知ってみたくて
だから私は今日も歌う
笑われたって
この小屋で
いつか叶う日が来るまで――
意味などないって笑う世界が
呆れるくらい
イキテヤレ
リアルな自分に正直になって
無駄こそ
私の生きるパワー
そこに意味は/愛は生まれてゆく
明日からまた始めよう
いつも通りの日常を
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