『この天使度ってなんなんだろ…』
天使度のことを考えていると睡魔に襲われそのまま目を閉じた。
休日の朝、天使度を見てみると78%になっていた。
『あと22%で100%じゃん』
診断をやろうかと思ったが、朝ごはんを食べてから、することにした。
私は階段を降りてリビングに行くと、悲惨な光景を目の前に膝から崩れ落ちた。
『え、?』
リビングには口から血を流して倒れている母と、荒れた家具などが散乱していた。
『お母さん!なんで!?』
私はパニックになりながら、119に電話し、母は病院に連れていかれた。
母は心肺停止で周りに何人も人がいる中、ただただ目を瞑っていた。
そして、そのうちチューブが増えていった。
そして22分後、母の心臓は動きだした。
でも、医者から言われた一言に私は声が出なくなった。
『あなたの母親は植物状態です。』
冗談なのか、本当なのか。
運命なのか、運命なのか。
怒りで体が壊れそうだった
神への怒りなのか、自分自身への怒りなのか。もしくは、家を荒らした犯人へなのか。
そんなことを考えてるうちに日は暮れ、私は家に帰っていた。
荒らされた家は何一つ片付いていず、空き巣かなにか入ったのだろうと思っていた。
そしてそこに落ちていたカード2枚に目を奪われた
ジョーカーのカードが表。
天使のカードが裏だった。
空き巣が落としたカードかよく分からないので捨ててしまった
その夜、ゐロ診断をやっていなかったと思ったが、とてもそんな気分にはなれなかった
23時44分
スマホに1件の通知がきた。
『神の怒りに触れるマエに、ゐロ診断を行いなさい。そうしなければ貴方は後々、龍の逆鱗に触れ、虎の尾を踏むだろう。』
意味がわからなかった。ただ、恐怖心が全てを襲った。
私は恐怖の中、この診断を始めた。
結果は、灰色。
そして内容にもまた、天使に結びついた内容だった。
今回、結果に貴方は涅色の天使という結果になった。くりいろというのが何かよく分からないが、特に気にはならなかった
最後、天使度は96%だった
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