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勇者一行の魔法使いと現代の魔法 を読むにあたっての注意
・この作品はクロスオーバーなので、苦手な人はすぐに回れ右
・主はまだそれぞれの漫画を部分的にしか把握出来てないので、一部捏造有
・口調完全再現は不可能
・文才がないので、あまり期待はしないでいただきたい
・主は飽き性の為、自己満でやってすぐに消すかもしれない
これを踏まえた上で読んでくれるとありがたい
『』……フリーレン
「」……その他
〈〉……手紙等
[]……魔法、技名等
_もう5000年か
低く落ち着いた女の声が森に響く。
『……いつの間にか、こんなに変わってしまった……国も、人間も。 』
声の正体は……今も尚、国中で御伽噺として人々の間で語られている勇者パーティの魔法使い、フリーレンであった。
勇者パーティが魔王を倒してから数千年の間、フリーレンは一度だけだが人間の弟子をもった。
だが……弟子が死んでから今までの間、人間の弟子はずっともたなかった。弟子にして欲しい、と言い寄ってくる人間はいたが。
それもそのはず、王都の方ではぜーリエが協会のトップを別の人間に譲ったのを皮切りに、大陸魔法協会の規定を完全改正……
そこから少しずつ、時間をかけてではあったが、国に滅多にいないとされていた”痣のある魔法使い” が急激に増えたことでそれが国……もとい”魔法界”の常識として人間達の間に浸透した、いや、してしまった。
それからというもの、痣のない者は魔法が使えない劣等種とされ、魔法が使える者の間で消されてしまった。
フリーレンは、最初こそ人間達のやる事に目をつぶっていたが、魔法が使えない者……魔法不全者を本格的に排除し始めたと耳にした時、人間に対する興味を完全になくしてしまった。
『……ヒンメルやフェルンが望んだ未来は、こんなものじゃなかった。』
フリーレンが興味をなくしてしまったものは、人間だけではない。
『……魔法は、こんな、つまらない物じゃなかったはずなのに。』
フリーレンの声……いつもとさほど変わらないものの、どこか寂しさを感じるそれが森に響いた。
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