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24
ユキ
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陽灯高校という高校は。
ホームページやらなんやら、表向きではただの高校だ。
しかし1部の人間しか入れない。
その条件は『呪いの被害にあったもの。』
そして『呪いの力を使えないもの』
呪いの力を1度使ったことがあろうとも、意識的に、使えなければ入学できる。
殺してやると思っても意識的に使えるものなど、この高校にはいないのだ。
だからこそ、武装をしていないただの高校でも、管理ができるのだ。
………
「は、?」
「だから、齋藤奏斗を呪ったのは自分だ。」
(そうか、だから数見は僕にこの高校を…いや偶然か、?だとしても)
「…お前を呪ったのはこの自分っ、神崎巡るだっ、!」
……きっと、
…僕は巡るの手を握った
「っなんだよ!気持ちわりいっ!」
「僕が、奏羽ってことは、知ってるんじゃないの?」
「…それは、想定外だった、色々校長から聞いた。…だから殴られるだろうと思いながら、今お前に話した、すまない。…色々、色々巻き込んじまって、」
「……僕、何が何だか分かんないけど、僕が奏斗になった少なくともひとつの、要因ってことだよね、」
「そうだと思う。」
「……ありがとう、」
「は?」
「僕っ、ずっと、ずっと、病院のベットにいて、兄さんが、…奏斗が羨ましくて、でも、…奏斗には悪いけど、こうやって、歩ける、走れる、人と話せるっ…」
「…自分は、」
「もちろん、もちろん分かってはいるんだ。人の不幸の上に成り立っている僕の幸せだって、でも、」
兄のことを知れば知るほど自分の苦しみながら羨んで、想像していたような幸せとは到底違うものだった。
初めて見たんだ。母さんの、あんな、……
『…奏斗、あんた何がしたいの!奏羽の、奏羽の分までしっかり頑張らなきゃ行けないのよ!奏羽も、腹痛めて産んだのに…なのに!あんなに体調崩して、回復したと思って学校行ったら一日で死にかけやがって、なのに!あんたは!身体は丈夫だし!頭もいいんだから!ちゃんとした高校行きなさいよ!』
(あんなの初めて見た。…もしかして、今まで僕があの母さんを知らなかったのは母さんの興味関心が、僕に向いていなかったから、…)
……
なんと、…なんと、
奏斗は母さんの関心が、
でも、きっと苦しんでいて
母さんのために頑張っても、こうやって呪いを受けて。
僕はなぜか、いや、まだ君たちには語っていないものを全て考慮した上でこの結論にたどり着いた。
(僕が兄さんになったのは、兄さんが消えようとしているのは、なるべくしてなったことなんだ。)
……
「それにしても疑問なんですけれど、何人もの恨み、まぁ、呪いを受けているのにどうして生き残っているのですか?奏斗さんは、」
「ふふ、呪いばかりじゃなくて祝福も受けていたということさ」
「?」
………
「奏斗さん、あ、今は奏羽さんか、…と、ともかくっ、…すごく言い争いに、でも泣いてる?」
「私、頑張ったけど、……どうなったのかな、」
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