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Dear〜ここに記す貴方へ〜

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Dear〜ここに記す貴方へ〜

9 - 後日談 その後のミセスロックス

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2024年12月09日

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ある日のミセスロックス


「次は、東京都20歳女の子「ゆうはる」からです」


と、大森が切り出した


『ミセス先生こんばんは!』


「こんばんは!」

3人が返事を返す


『新曲のDear、何回も何回もたくさん聴いています!私は1月に心臓の移植手術をしました。私は元々心臓が悪く、手術をしなければ5月にはもうここにはいなかったです。この心臓は事故で亡くなった恋人にもらいました。そのおかげで私は今日も生きることが出来ています。手術をした後にDearが公開され、この曲を聴く度に彼を思い出します。』


藤澤と若井は泣いているのか、鼻を鳴らしている。


『ですが同時に、私の背中を押してくれる曲でもあります!大森さん、若井さん、藤澤さんには感謝してもしきれません。素敵な楽曲を作ってくれて本当にありがとうございました!誰かを失うことは人生の1部。本当にその通りだと思います。左胸の鼓動が止まるまでこの世界をたくさん愛してたくさん生きたいと思います!』


読み終わる頃には大森は声が震えていて、藤澤と若井は泣いていた。


「はい、若井さんどうですか」


大森が若井に話を振る


「はい…えっと……まずは手術お疲れ様でした。成功して本当に良かったです。そしてDear、聴いてくれてありがとうございます。ゆうはるさんの心の支えになっていれば僕らも嬉しいです」


それに続けて声を震わせながら藤澤が続ける


「歌詞にもある通り「誰かを失うのも人生の一部」だと思います。でもその人があなたの心の中にいる限りずっとずっと生き続けていると思います。その人を忘れないことが大事だと思います。これからも楽しくたくさん生きてください!」


最後に大森が続く


「えー、Dear聴いてくれてありがとうございます。ゆうはるさんの背中を押す1曲になっているそうで本当に嬉しいです。これからもたくさん辛いことがあると思いますし、その中には誰かを失うこともあると思います。その時に心の支えになってくれることを用意してください。曲でも趣味でもなんでもいいです。絶対にあなたを救ってくれます。今日はそんなゆうはるさんに向けて送ります。『Dear』」




その収録後は3人とも泣いていたそうだった





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コメント

2

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とても感動しました! こんな作品を作れるなんてすごいです!

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