“この物語を見るについての注意事項”
・タイムスリップ系
・二次創作
・1話1話が長いです(目安2000-4000)
・卒業ライバーさんが出てくる時があります。
・今回は別視点なので少しワクワクしてください(?)
これらが大丈夫&許せる方は先に進んでください!
まゆゆから聞いたよ。忘れたんだってね。
「不破くん。残念なお知らせがあるんだけど。___」
そこから始まる文だった。こんなに長い長文送ってくるなんて珍しいなーくらいにしか思ってなかった。だけど黛は俺を傷付けさせないように、察されない程度に長文で、遠回しに書いて送ってくれた。
察した時は悲しいよりショックが大きかった。
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そんな俺が今いる所は甲斐田がお世話になってる病院。事故った直後は酷かった。顔も見えないくらいに包帯で巻かれていて所々固定もされていた。
どんな轢かれ方したんだよ。
今は包帯の量が減り、軽く巻かれて、膝や肘の曲げるところだけが固定されていた。
今もすやすや寝ている甲斐田は向こうでどんな事をしてるんだろうな〜。って考えながら甲斐田の傍に座ってるだけ。
fw)…戻ってきてくれるんかなぁ?
そう自分で呟いて自分で悲しくなる。
看護師の方が「もうお時間ですよ。」という声は甲斐田が事故ったその次の日から毎日聞いている。
荷物をまとめて病室から出ていき自分の家へ戻っていった。
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fw)あきにゃ〜…
甲斐田が事故ってからか、寂しさを埋める為か親しい人と毎回連絡をとる。普段あんまり見ない夜王国のdiscordとかにも度々送ってる。
fw)今日もな、見に行ってん。凄い良い顔で今日も寝てたで。
不破チルという名の視聴者で寂しさを埋める時もある。
fw)ちょっとね、今日もこのゲームやるわ!!
〇:ふわっちがこのゲームやってる所見たかったから嬉しい!!
○:スパチャ1000¥
○:おおー!
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…
fw)やっぱ調子でねぇや、…
最近はバタバタし過ぎてろふまおでしか絡んでなかった。なんなら甲斐田なら気付いたらいるぐらいにしか思ってなかった。
失ってから気付くことってあるんだなぁ…
って思った。
fw)…今日も甲斐田からは電話は無し、か。
最後に通話した履歴を見ながら下にスクロールして意味もない事を繰り返している。
fw)、マジか。ッもう数ヶ月も連絡取ってないやん自分…
布団にくるまって横になっているとノックが聞こえた。こんな遅くに誰だ…?という事でなんとなく出てみた。
がちゃ、と開ける。…え、。甲斐田…?
目がおかしくなったのだろうか。なんと外には和服姿の甲斐田がいた。…めっちゃ嬉しいな。久しぶりに動いてる甲斐田を見れたのか自然と視界がぼやけてきた。
fw)、かいだァ…ッおれ、あいたかったぞ…
手を伸ばしハグをしようとする。当たり前だけどハグはできなかった。
手で腕を掴もうとするとどんどん離れていくような…今は甲斐田と一緒にいたい。
fw)…ッまだ行かないで…
手を伸ばすと離れていくなら無理に手を伸ばさずその場でずっと甲斐田を見ようと考えた。
甲斐田は喋らず佇んでいる。甲斐田と何故か顔を合わせられず下をずっと見てると視界に移っていた甲斐田の靴が動いた。
fw)…ッぁ、やめて…ッいかないで、…やだ、やだ、
俺に背を向けどんどん前に歩いていく。姿もだんだんぼやけていっていた。
必死に手を伸ばしても止めようとしてもどんどん先に進んでいく。
やがて姿見が風に飛ばされるように消えていった。
fw)ぁ、あ、ああ、…ッぅあっ…甲斐田ぁッ、…寂しいよおれぇ…最近会話できてなかったからさぁ…俺を忘れててもまた会話しようなぁ…ッ
道のど真ん中で崩れ泣く。側から見たらめちゃ迷惑な人だった。
たまたま通りかかった加賀美に拾われた。
hyt)ん?あれッ不破さん⁉︎
fw)しゃ、ちょお…かいだ、甲斐田が…
hyt)たまには別の道通ってきて正解だったかもですね、なにがあったんですか?
加賀美の肩を借りながらゆっくり立ち上がり、一緒に歩きながら事情を説明した。
hyt)はぁ…なるほど…
fw)信じられんかな〜って思うと思うんすけど本当にあったんすよ!
hyt)…w不破さんが言うなら本当の事ですよw
半笑いでそう言いながら少し黙り、少し息を吸ってからさりげなく加賀美が言った言葉はとても優しくて哀愁がある感じだった。
hyt)…甲斐田さん、戻ってきてくれると良いですね。
fw)…そうっすね、。
この後は加賀美の提案で外食しに行った。色んなトークで盛り上がって楽しかった。お会計はお財布を持って来てなかったので加賀美に払ってもらった。
流石社長!やっぱお金あるわ!!!
その後も少し喋りその後解散した。
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