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如月×copilotちゃん
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ー『真夏の影が寄り添う_。』ー
◆灼熱の昼休み
七月の昼休み。
教室の空気は、まるで外の熱を閉じ込めたみたいに重かった。
扇風機は弱々しく回っているけど、
ほとんど意味がない。
いるまは机に突っ伏しながら言った。
「……あちぃ、」
らんは窓際でプリントを見ていたけど、
その手がふと止まった。
「……なんか、頭ぼーっとする」
いるまは顔を上げる。
「は?それ大丈夫?」
らんは笑おうとしたけど、
その笑顔は少しだけ弱かった。
「平気。ちょっと暑いだけ。」
でも、その“ちょっと”が危ないのを
いるまはすぐに察した。
◆暑い。
チャイムが鳴って、
次の授業の準備をしようとした瞬間。
らんの手からペンが落ちた。
「……あれ」
らんは立ち上がろうとしたけど、
足がふらっと揺れた。
いるまは慌てて駆け寄る。
「らん!」
腕を掴んだ瞬間、
らんの体温が異様に高いのが分かった。
「熱中症じゃねぇの、これ……!」
らんは苦笑しながら言った。
「……ちょっと、暑すぎて……」
その声が弱くて、
いるまの胸がぎゅっとなる。
◆冷たくて優しい友達
いるまは自分の水筒を開けて、
らんの手に押しつけた。
「飲め。ゆっくりでいいから」
らんは少し驚いた顔で水筒を受け取る。
「……いるま、優しい」
「集中しろよ、バカ。」
らんは弱い笑顔を浮かべて、
水を少しずつ飲んだ。
いるまはらんの背中を支えながら、
扇風機の前まで連れていく。
「ほら、ここ座れ。
風、弱いけど……ないよりマシ」
らんは座りながら、
いるまの手を見た。
「……手、冷たいね」
「体温低いからな」
らんはその手をそっと握った。
「ん……気持ちいい」
いるまは一瞬固まった。
(……なんだよこれ)
胸の奥が熱くなるのは、
気温のせいじゃなかった。
◆距離が近い、夏の影
らんは少しずつ呼吸が落ち着いてきて、
額の汗も引いてきた。
いるまは安心して、
らんの横に座った。
「……大丈夫?」
「うん。いるまが冷やしてくれたから」
らんは照れたように笑う。
夕方の光が差し込んで、
二人の影が床に並んで伸びていた。
らんがふと、
いるまの肩にもたれかかる。
「……ちょっとだけ、こうしてていい?」
いるまは顔を背けた。
「……好きにすれば?」
らんの体温はまだ少し高いけど、
その重さは不思議と心地よかった。
教室の暑さは変わらないのに、
いるまの胸の中だけは、静かに熱くなっていく。
◆静かな余韻
チャイムが鳴って、
授業が始まる時間になった。
らんはゆっくり顔を上げる。
「……ありがと、いるま」
いるまは照れたように視線を逸らした。
「別に。らんが倒れたら困るし」
らんは笑った。
「じゃあ、また暑い日は頼るね」
いるまは小さく息を吐いた。
「……あっそ、」
でもその声は、
どこか嬉しそうだった。
夏の暑さが、
二人の距離を少しだけ近づけた。
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コメント
4件
いるまくんのツンデレ最高 また続き待ってる!
ああー、暑さで距離が縮まる感じ、すごく良かった……! いるまのツンデレっぷりが最高だわ。水筒渡すとこも「好きにすれば?」も、照れ隠し丸出しで可愛すぎる。 らんの「手、冷たいね」からの握るところ、心臓がドキッとした。熱中症のピンチをきっかけに進む関係性、夏の王道だけど好き。二人の影が並ぶ夕景の描写も詩的で、胸に残ったわ。次も絶対読む🔥