ヘタレは卒業

そろそろ夏だなぁー

夏といえば海？あ、プール！

水！！！！

水=濡れる=透ける=エロい！

よし！ヘタレ彼氏かこう！！ってことで（？）久しぶりに紫×赤

𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠

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赤）『あーあ、プール掃除とかダルすぎなんだけどぉ』

紫）『んま、終わったしあとは流して終わりだ』

赤）『うぃー』

『俺流すから蛇口ひねってー』

紫）『了解』（プールからでて蛇口のとこへ）

『行くぞー？』

赤）『おけ！』

🚰ｼﾞｬｰ

赤）『止めていいぞー！！』

紫）『うっし、』

ﾌﾞｼｬｧｰ!!!!!!

赤）『ぶえっ』

紫）『ｯｯわりぃ！』（プールの中を覗き込む）

🚰ｼﾞｬｰ!!!!!

紫）『うぉっ！？』

赤）『ははっ仕返しー(笑)』

紫）『ったく(笑)』

『さっさと着替えてかえろーぜー』

赤）『あ、おい待てよ！』

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更衣室

紫）『…………………////』

赤）『紫？』

紫）『ん？あ、あぁどうした？』

やべぇ……赤のシャツ透けてて〇首見えてるし髪濡れてるのなんかエロいし上目遣いが天使級ｯｯ

赤）『………ｼｭﾝ』

紫）『？』

なんで、しゅんとしてんだ？

赤）『俺の身体、そんなに魅力ないか？』

紫）『っえ？』

赤）『これでも、鍛えたんだぜ？』

紫）『？』

赤）『俺は、紫の視界にも入れないほど魅力ないかって聞いてんだよ』

紫）『そんなわけｯｯ』

赤）『ねぇ、紫……』

唐突に赤が俺の腰に手を回した。

なぜか怖かった。このままでは今までの俺達には二度と戻れない気がした。

けど、それでも、この先に行ってみたいとも思ってしまった。

紫）『……………………ｺﾞｸｯ』

赤）『ねぇ、俺の方見て……？』

なぜかいつもより可愛くて、綺麗で、美しい赤が目の前にいる。

どこか切なそうにしている彼はいつもよりより一層美しい。

紫）『ｯｯ…………』

伝えたい言葉なんて腐るほどある。

けどその前に伝えなくてはならない言葉もある。

だけどその言葉が口から出てこない。

分かっているのに。心では唱えられるのに。

なのにどうして？言葉が出ない。そこにいるのに。

きっと、赤も俺の言いたいセリフを待っている。分かっているのにｯｯ

ただ、

怖い

この選択肢が間違いだったら？

もしこの選択を間違えて二度と今までの関係に戻れなかったら？

それなら俺は……

今のままでいい……

赤）『紫、答えて……』

『お願い……』

紫）『！』

あぁ、赤も同じなんだ……

声が、震えてる。

赤は、いや、赤も怖いんだ。

この関係を壊すデメリットを抱えてでもより先に行くか、

この関係を壊さないで思いを閉じ込めたままにするか。

同じなんだ……

けど、俺は……

紫）『ﾋﾟｸｯ』

赤）『ﾌﾞ…ﾙﾌﾞﾙ……ｯ、、』

紫）『ｯｯ……どうすればいいんだよ……ﾎﾞｿｯ』

赤）『俺は……紫のこと、が、ｯｯ俺はｯｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

紫）『ｯｯ！』

ここまで言わせておいて、ここまでやらせておいて、逃げるのは卑怯だろ？

紫）『ごめん赤､』

赤）『ｯｯ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

『は、ははっそうだよ、な……ごめん……変なこと、言った……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

『わりぃ、先、、帰ってて……』

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紫）『違うよ、』

赤）『えっ？』

紫）『そこまで言わせてごめんって意味、ここからは俺に言わせて』

赤）『ｯｯ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

紫）『俺は、赤の、事がｯｯ……好きだ///』

赤）『俺もｯｯ……俺も好きだよ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

紫）『逃げて、ごめん……』

赤）『ほんとだよｯｯヘタレ……』

（赤が顔を上げ紫に近付く）

紫）『!?///////』

『ｯｯ……』

ほんと、ずるいやつ……

ﾄﾞﾝｯ（壁ドン）

赤）『へっ//////』

紫）『赤……』

頬を撫でて髪に触れる。

目にかかった前髪を避けて赤と目を合わせた……

ﾁｭｯ……

赤）『ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

『やっと……手出してくれたっﾆｺｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ』

紫）『そんな顔すんなｯｯ/////』

赤）『俺さ、今日、家誰も帰ってこないんだ。』

紫）『っ！？///』

赤）『だから、家に帰る時間はいつでもいいし、いつまでも家にいれるけど？…///』

紫）『……///』

『じゃあ、家邪魔しようかな……？風邪ひくし、早く着替えようぜ？な？』

赤）『ねぇ逃げないで。俺と向き合って……』

紫）『ｯｯ…………』

赤）『俺は、本気で紫が好きだよ。』

『紫は、違う？』

紫）『俺だって！俺だって……本気、だ、よ？』

赤）『ならさ、』

ｶﾁｬｶﾁｬ

赤）『ね、？』

紫）『ほんとに、いいのか？』

赤）『紫が本気で俺の事を思ってくれてるなら俺はお前になにされてもいいよ……』

ｶﾞﾌﾞｯ

赤）『い”ｯｯ……』

紫）『後悔、すんなよ……？』

赤）『うん……///』

俺は今日ここで、〇貞と非リアとそしてヘタレは卒業しよう。

これからは、思いを伝えよう。きっと、きっと赤なら

受け止めてくれるから……

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紫）『ね、赤』

赤）『なぁに(笑)』

紫）『好きだよ、大好き』

赤）『うん、俺もーﾆｺｯ』

もう逃げない。

これからはちゃんと向き合うよ。