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〇〇 『もう知らない』
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〇〇 『酷いよ..お母さんもお父さんも』
イザナ 「お前、何してんだよ」
〇〇 『捨てられちゃった』
イザナ 「俺のとこくるか ?」
誘拐って訳では無い。
だけど誘拐になってしまう。
だから私をずっと隠してくれた
イザナ 「絶対出るなよ。 」
”外は危ないからな”
〇〇 『イザナ、これなに?』
イザナ 「これはバイクってゆーやつだ」
私に色んなこと教えてくれた
イザナ 「今日集会だからな。」
〇〇 『うん、分かった。待っとくね』
….そう、前は全部教えてくれたのに
イザナ 「出かけてくる」
イザナ 「ただいま」
イザナ 「….〇〇 ?」
イザナは最近私に何も教えてくれない
愛してくれていない
閉じ込めもしない
嫌われちゃった.. ?
そんな真っ黒で歪んだ事ばかり
浮かんでくる。
早く帰ってきて欲しい
でも帰ってきたら嫌われてるかも
私は愛してるのに 。
そう思った途端意識が無くなった。記憶が無い。
本当は意識は無くなってはいない
私自身が居なくなった。
きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい……
きらいってなに ?
私はイザナが帰ってきた事も知らずに
包丁を持っている事も知らない
イザナ 「〇〇なにしてんだよ !」
そう言われた時、私が戻ってきた
〇〇 『あ、イザナおかえり』
イザナ 「….おう、ただいま」
〇〇 『あ…のさ、 』
『私のこと嫌いになっちゃった ?』
イザナ 「おま ッッ なにいって」
〇〇 『最近私に何にも教えてくれない』
イザナ 「知らなくていいことだって」
〇〇 『もう知らない』
私は玄関に走った。
やっとイザナから
私の名前が口から出た時
すごく嬉しくて涙が溢れかけた
でも私は無我夢中に、 当てもなく
走り続けた 。