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敷かれたレールの上を

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敷かれたレールの上を

1 - 敷かれたレールの上を

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2025年04月21日

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数多くあった世界は、ひとつ残らず消えた。

記憶がやった。

全部消した。

意味なんて無かった。

殺した。

俺は。

彼奴を。

何度も。

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。

昔に戻っては殺し続けた。

制約を破った。

物語名は、「俺の言う通り」。

…その男が言った。

彼は、本気を出した。

結局は、芝居に過ぎなかった。

クロが奴に勝ったのも、零苦がいい勝負をしたのも。

全部全部、手を抜いていたからだった。

もう、一言で全てを終結させた。

勝てないんだよ、彼には。

どんな世界の住人であろうと、逆鱗に触れれば誰だって消える。

不老不死?不死身?関係ない。

意味なんて無い。

全てを無に還される。

結局は物語なんだ。

もう彼奴は登場人物(character)じゃない。

もう筆者(god)だ。

物語内の生命体は筆者には勝てない。

作者には勝てない。

全部滑稽な物語。

消えればもうどうでも良くなる。

筆者である僕もいつか死ぬ。

完成せずに終わる物語なんて腐るほどある。

これを書いている今も、刻一刻と死へ時を刻んでいる。

記憶は俺だ。

記憶だって死ぬ。

ページを読み返すように。

過去に戻って殺す。

決まった未来を辿る。

全部現実だから。

ノンフィクションだから。

僕は。

物語なんていつか終わる。

終れば誰も待たなくなる。

無理して書く物語に意味はあるのか

知らないし知る由もない。

知らなくてもいい。

引かれたレールを辿るだけ。

神のみぞ知る。

そのレールは何処が終点だろうか?

明日死ぬかもしれない。

明後日かもしれない。

大人になるまで生きれる自信なんてない。

これは鬱じゃない。

始めはただ感動する物語を造ろうと思っただけなのに。

今は記憶と俺を照らし合わせているに過ぎない。

限界。

そんな二文字が迫る生活で。

生きたいって思えるから。

皆のおかげで生きたいって思えたから。

記憶は一言で物語を終らせた。

「最終回」

の三文字で。

俺が死んだら。タタミンはもう動かない。

近頃薄っすらと夢を見る。

森の夢。

車が走ってる。

小川も流れてる。

道が途切れれば、転落して死ぬ。

運転してるのは僕。

夢の道が途切れるまでここにいる。

じゃぁ、これからもよろしく

ーby中人

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