テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
7
155
131
KAIRYUは他のメンバーに比べ華奢な体つき。また色も白くてすべすべ。
一方RANはダンサーらしくがっちりとした体形をしている。
RANはそんなKAIRYUの体が大好きで、家ではほとんどRANはKAIRYUの体を撫でている。
まだ2人が付き合っていることを周りのメンバーに知られていない時。
同じく仕事の楽屋で、RANはいつもの癖でKAIRYUの体を撫でてしまい…
MAZZELの楽屋。本番前のちょっとした空き時間、メンバーそれぞれがソファに座ったり、スマホを弄ったりして思い思いに過ごしていた。
KAIRYUはボーカルとして普段から体を絞っているものの、他の男性メンバーと比べると線が細く、肌も透き通るように白くてすべすべしている。
対してRANは、長年鍛え上げられたダンサーらしい体幹と、ほどよく筋肉のついたがっしりとした男らしい体形をしている。
家でふたりきりの時、RANはKAIRYUのその白くて華奢な体が大好きで、無意識のうちにすりすりと腕や背中を撫でまわすのが完全に癖になっていた。
――だが、今のふたりは「付き合っていることをメンバーに隠している」真っ最中。
そんな厳戒態勢(のはず)の楽屋で、事件は起きた。
ソファの端で、KAIRYUが少し疲れた様子で目を閉じ、背中を丸めて座っていた時のこと。
隣に腰掛けたRANは、考え事をしながらぼーっとKAIRYUの細い肩や、首筋から背中にかけてのラインを眺めていた。
(……今日のカイリュウ、なんか細いなぁ。ちゃんとご飯食べてるんかな……)
そこまでは良かった。だが、普段の家での「習慣」というものは恐ろしい。
思考がぽわんと緩んだ瞬間、RANの大きな手が勝手に動き出し、KAIRYUの華奢な肩から二の腕、そして腰元へ向かって、**あまりにも手慣れた手つきで『すーっ、すーっ』と優しく撫でまわし始めた**のだ。
愛おしさ満載の、完全に「彼氏が彼女の体を愛でる」時の手つきで。
「……んあ……らん、くすぐったい……」
家での甘えモードが残っていたKAIRYUも、撫でられた心地よさに思わずうっとりと目を細め、無防備にRANの肩へと体を預けかけた――その瞬間。
**「……なぁ、お前ら何してんの?」**
正面のソファから、SEITOのドスの効いた声が飛んできた。
ハッと息をのんで目を開けると、楽屋中の動きが完全に停止していた。
ゲームの画面を止めたTAKUTO、ドリンクを飲む手を止めたRYUKI。全員の視線が、KAIRYUの腰を滑らかに撫で続けているRANの手元に集中している。
「え……?」
「『え……?』ちゃうわ!! RAN、お前なんでKAIRYUの体そんな慣れた手つきで撫で回しとんの!?」
「あ、いや……これは……っ!」
我に返ったRANは、弾かれたようにKAIRYUから手を引き剥がした。KAIRYUも顔を真っ赤にして跳ね起きる。
「ち、違うねん!! こいつ、肩こってる俺が言ってたから揉んでもらってただけや!!」
「嘘つけ!! 揉む動きちゃうかったぞ!! お前『すりすり〜』って、愛犬愛でるみたいに滑らかに撫でられとったやんけ!!」
「しかもKAIRYUも『んあ〜』とか言って受け入れてたし!! なにその雰囲気!?」
RYUKIとSEITOの容赦ない追及に、RANの普段の堂々とした姿はどこへやら、耳まで真っ赤にして「ちゃうよ……! 癖で……あっ!」と自爆発言まで飛び出す始末。
「『癖』って言った!? お前ら普段家で何しとんの!!?」
「もうあかん、隠しきれん……っ」
頭を抱えて撃沈するKAIRYUと、メンバーからの怒涛の詰問に顔を真っ赤にしてタジタジになるRAN。
秘密にしていたはずの甘い関係は、RANの「KAIRYUの華奢な体を撫で回す癖」のせいで、楽屋中に見事にバレてしまうのだった。
コメント
1件
ふふ、もうめちゃくちゃ良かったです……! 普段の習慣って怖いですね、RANの「手が勝手に動く」感じ、すごく自然で愛おしさが伝わってきました。KAIRYUの「んあ」って反応も可愛くて、思わずニヤけました。SEITOのツッコミが冴えてて、楽屋の空気が目に浮かぶようでした。続きが気になります!