新連載です。
バンバン出してごめんなさい、
飽き性なんです……
#mtp
#nmmn
ご本人様とは一切関係ありません。
wki side
ネオンが光り、
酔っ払いやキャバ嬢が溢れる街。
そんな街の片隅で俺は座り込んでいた。
ランドセルを背負っている姿は、
他の人からしたら異様な光景だろう。
俺はまだ12才で、
親と大喧嘩して家出した。
親も引き止めるどころか追い出してきた。
きっと二度と家に帰ることはない。
大袈裟だと思うかもしれないが、
俺は小さい頃から親に嫌われていて、
ほんの少しも可愛がられたことはなかった。
あんな親、こっちから願い下げだ。
俺はお小遣いも貰っていなかったから、
きっとこのまま飢えて死んでいくんだ。
それとも、体を売れば少しは貰えるかな。
この世には物好きが沢山いるし、
幼い俺のことも好みだと言う奴はいるだろ。
小学生らしからぬ考えに自分でも引く。
でもそれくらいしか方法はないし……
「ねぇ君、こんなとこで何してんの?」
座り込んで考えていたら、
お兄さんに声をかけられた。
ピアスをしていてチャラそうだが、
顔はどちらかと言えば可愛らしい。
「……なにも」
「君みたいな可愛い子、ここにいたら食べられちゃうよ」
小学生相手になんてこと言うんだ。
「……あ、食べられるの意味通じた?アッチ系の話わかるんだね」
「親がいつも、夜中にうるさいから」
「へぇ、お盛んなんだね」
俺の隣に腰を下ろした。
「名前は?」
「言わなきゃだめなの」
「生意気だな〜」
「……滉斗」
「ふーん、似合ってるじゃん」
「あんたは」
「僕は元貴」
「似合ってないね」
「僕もそう思う。滉斗はなんでここにいるの?家出?」
「まぁそんなかんじ」
「家はここら辺なの?」
「違う。いっぱい歩いて来たの」
「家はどの辺かわかる?」
「わかんない。来た道覚えてない」
「そっかぁ、完全に迷子なわけだ」
「べつにいいよ。もう帰りたくない」
「これからどうするの?」
「どうもしないよ。死ぬときを待つだけ」
「怖いこと言うねぇ。生きたいとか思わないの?」
「思わない。生きたところでなんもない」
「じゃあ僕の家来ない?一人暮らしで寂しくてさぁ。することがないなら話し相手になってよ」
「じゃあの意味がわからないけど。俺と話しても面白くないよ」
「面白いよ。今も楽しいし」
「……家賃とか払わなくていいの」
「子供はそういうの気にしなくていいの」
「……行く」
お兄さんに手を取られ、
二人で街を歩き出した。
おにショタでぇぇぇす。
やっぱいいですね。
好き。
コメント
8件
こんなに物語かけるのスゴすぎ ショタは最高神神
家に連れていくってもうそれしかない!!! 最高です
おにショタは神