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天 城 s i d e
せい 、笑った顔を僕に見せてよ
僕達は幼い頃離れ離れになり 、僕はもうせいの笑顔なんて覚えていない
きっと子供の頃のせいは笑っていたはず
せいは病気を患っていたが 、せいと遊んだりしていた記憶は微かに残っている
その時凄く楽しかった気持ちも
だからきっと 、せいは笑っていたんだろう
だけど今のせいは 、いつも暗い顔をしている
僕を見ると苦しそうな 、辛そうな顔をする
嗚呼 、なんで
なんで僕はせいを笑顔に出来ない
実の兄なのに 、何故弟にあんな苦しい顔をさせてしまう
せいには笑っていてほしい
『 “ ゆきｯ 、!!! “ 』
ただ 、君の笑う姿を一度でもこの眼で見てみたかった
かみから与えられた人生は 、残酷だった
らしくもない事を言うけど 、早く楽になりたかった .. けど
もう 、僕達は自由なんだって
のはらを駆け回っていた小さい頃 、僕達は何を考えていたんだろう
ねぇ 、せい
僕ね .. ?
ずっと昔からせいの事宝物って思っていたんだ
今もだけどね
たからもの
僕の世界一大事なたからもの
せい
『 “ あいしてる “ 』
