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『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.24
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:松海冬知 -matsumi futi
🎀「喉めっちゃ痛いんですけどぉ…💢」
👀『あれ、もう泣かねぇの?』
🎀「泣かないです~っ!!」
──────────────
“わたし”は、”祭”雛子。
何の変哲もない…わけでも無いけど、ただの平凡な一人の女の子なんだ。
それを教えてくれたのは、
友達で、家族で、大好きな人たちだった。
今さら名字なんかに拘ってる意味も無いし、やっと前を向けたんだろうから、もう後ろなんて向けないのかな。
…まぁ、案外いつかまた向いちゃうかもしれないんだけど。
🎀(今の自分に全部満足してるわけじゃないけど……昔よりずっと楽しいんだ。)
楽しいのは、まだ続いてくれると思った。
だって、そうじゃなかったら世界は不公平過ぎるから。
普通に生きるだけでも一苦労するような人が居て、
普通に生きている人が居て、
生きるのにすっごく満足している人が居る。
極端な話だけれど……
辛くても楽でも関係無く、
誰にだって楽しいことはあるんだと思う。
だって、わたしがそうだから。
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side:本田歩都 -honda poto
「ただいま~。」
🐤『あ、お帰りなさい! 』
屋上でいむさんと談笑(しりとり)をしていたり、生徒会長の百石先輩を慰めたり…
そうして時間を潰していると、お目当ての内の一人がいつも通り明るい顔で歩いて来た。
🐾「……遅かったじゃん、”ぷっちー”。」
「お目当ての内のもう一人」の人は、どうやらこの人と一緒では無かったらしい。
百石先輩の様子から見るに、多分「ひなこさん」も色々と疲れていただろうし…どこかで休んでるのかな。
👀「わりわり。
…メンタルケアって意外と時間かかるんだな。本職ってすげぇわ」
🍪「メンタルケア…?お嬢の、ですか?」
百石先輩が背後から話しかけてくる。
まだ目の周りが赤くはなってはいたけれど、影の方に居るお陰でほとんど気にならない。
…まぁ、彼女の視点からすれば、赤く見えるのは正面から差す夕陽が当たっている自分達三人の方でしょうけど。
👀「お嬢、ってのは知らねーけど…ひなこのだよ。アイツ最近調子悪そうだったし」
🍪「じゃあ、今お嬢はどこに…?」
首を少しだけ傾けて、ワイシャツの裾を指で握りしめながら見つめる姿からは、彼女が辛く考えているとすぐに分かった。
そこから、彼はしばらく考えるような素振りをし、振り返ってお目当ての彼女の名前を口にした。
👀「…呼ばれてんぞ、ひなこ」
🎀「ちょ、ぷっちー!言わないって言ったじゃん!!……あ、ッ」
ひなこさんがドアの奥から顔だけを出す。
肩の真上で結ばれたツインテールの片方は、廊下の窓から吹く風でまだふわりと揺れていた。
🍪「…っ、」
🐤『……百石、先輩…』
対面の位置に居た百石先輩は静かに息を吐きながらふらふらと立ち上がって、ひなこさんの方へゆっくりと近付いた。
🎀「…?どしたの、のあちゃん」
🍪「……か、」
🍪「ばかっ……!!」
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side:百石乃愛 -momoishi noa
瞳の奥からじんじんと熱い痛みが走る。
そうだ、ずっと痛かったんだ。
🍪『な、んで‥
いわな、かっ…‥!ばか ぁ…っ‥!!』
一度諦めてしまえば、後はもうこの涙を止めることなんて出来なかった。
指先で拭うと、左手の人差し指が暖かく濡れた。
🎀「‥ごめん。ごめんね、のあちゃん。」
🍪『…… 我が儘、言ってもいいですか…?』
黙ったままだった。
けど、優しく口角をゆっくりと上げて、目を細めて笑った。
それを肯定と取った私は、いつの間にか雨の止んだ頬を、乾いた左手の人差し指で拭った。
🍪『私のこと、いっかいだけ… 名前で呼んでほしいんです、っ。』
🎀「心配してくれてありがと、”のあ”。」
──────────────
嗚呼、
どうして、私はいつもこうなんだろうな。
結局、あの人の……
彼のときと、同じになっちゃったなぁ。
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side:松海冬知 -matsumi futi
──その、翌日のこと。
ひなこの一件は、幸いな事に誰にも目撃されて居なかったらしい。
次の日もひなこはちゃんと学校に行った。
アイツらしいと言えばアイツらしいのかも知れねぇけど、流石にそこまで変わりようが無いと心配する。
🎀「だいじょ……
良いの!それに、もしわたしに 何かあったら…のあちゃんかぷっちーが守ってくれるでしょ?」
と言うので、俺もそれ以上は探れなかった。
本当に、俺を困らせるプロと言って良いほど手のかかる”姉”だなと思う。
──ただ、一つだけ気に食わなかったのは…
🐾「と、言うわけで。
投票の結果、1-Bが運営するのは『男女逆転喫茶』となりま~す。」
───
🐾「あ、ぷっちーは接客ね。お前料理出来ないだろ?」
……と言ういむの発言のせいで、俺が接客係へと就任したこと。
接客=女装。
=最悪。
=ふざけんな。
──だがしかし、そんな事で引き下がる俺では無かったのだ。
👀『ざけんな料理くらい出来るわ!!!』
🐾「じゃあ得意料理は?」
👀『……カレー』
🐾「黙れダークマター量産機」
──────────────
『なんでやねん…(泣)』
俺は元々裏方志望っぽい性格と見た目をしている(?)ので、多くのクラスメイトは俺が料理とか準備とかの係だと思っただろう。
うん、俺もそう思ってた。
🐤「まぁまぁ、俺も接客のシフト入ってますので……」
👀『お前は一回だけだろ。俺全部だぞ???』
料理がクラスの女子よりも得意レベルに到達していたいむとぽん太は勿論料理係。
そのぽん太も一回だけは接客にねじ込まれたらしい。
まぁ、それは良かったけど……
👀『いむが接客じゃねーのマジムカつく』
🐾「いや俺がやったら…… 」
ま、高身長な男に女装は似合わねーよな。
と言う訳で、犠牲になったのは俺とぽん太。
あと執事役のひなこと会長のみ。
……いむなんてひなこの説教三時間くらい受けてしまえば良いんだ((
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Episode.24
「”縁“」 終了
Episode.25・・・3/1公開
次回もお楽しみに。
-作者より-
大変申し訳ございませんでした。((
最近ずっと更新ずれてる気がする…
ごめんなさい今学年末のテスト中なんです……!!!
来週にはもうテスト期間終わってるので、短いと思いますが出来るだけ長く書けるようにします!!!
コメント
4件
え、神✨ ぷちさんの女装シーン楽しみ✨ 次のストーリー楽しみにしてます✨