この作品はいかがでしたか?
302
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ファぁぁぁ?!めちゃ絵、苦戦した九話がハートが百桁いってない⁉︎まぁいいか。
それでは本編へ〜。
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序 第十話『哀情』
ナ千スはスターリングラードで敗戦し東プロイセンまでの侵攻を許してしまった。
更にはバトル・オブ・ブリテンの作戦が中止した事によりノルマンディー上陸作戦が順調に進める所まで追い込まれた。
悪夢は重なりソ連によるベルリン包囲網が行われようとしていた。
腐った納屋を解体するどころか自分が解体されそうとしている。
ナチの脳裏に浮かぶ。父上の二正面作戦の失敗が今、
自分の目の前に迫ってきている。
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ナチ「、、、。」
そんな嫌な予感を浮かべながら目が覚めた。
ナチ「、、、ここは?」
フィンランド「、、、お目覚めかい?」
ナチ「!」
フィンランド「そんな警戒しなくていいぞ。、、、ここはバルト海沿岸だ。もう直ぐで祖国に帰れるぞ。」
そう言いフィンランドはウォッカをストレートに飲んだ。ツンとくるアルコールの匂いが車内に香る。
フィンランド「まぁ祖国に帰れたとして地獄はまだまだ続くだろうな、、、何もドイツ第六軍は再結成されノルマンディー上陸作戦に投入されるのだから。」
ナチ「、、、。」
フィンランド「、、、罪悪感を覚えているか?ヒト殺しよ。」
ナチ「ッ!」
目覚めた時から察していた尋問が始まったと思いナチは目を背けた。
ゴロゴロとゆう山道の音だけが残る。
フィンランド「なぁいい加減教えてくれ、なんでこんな事をした?」
ナチ「、、、ウゥ、、、、。」
フィンランドが指す、「こんな事」とは俺が犯した所業についてだろう。
史上最悪の独ソ戦を起こした。
とある特定の民間人を強制収容所に放り込んだ。
国民突撃隊を作った。
それ以外にも俺は数え切れない罪を犯してきた。両手はもう漆黒に染まっている。
ナチ「、、、、、、。」
フィンランド「、、、はぁ自分を見失うなよ。」
ナチ(、、、自分。)
フィンランド「今に問おう、ナチ。お前は何の為にここにいる?」
ナチ「、、、復讐、、、、、、。」
フィンランド「本当に?」
ナチ「、、、本当だ。」
フィンランドはそうかと言い視線を俺から前に移した。
フィンランド「まぁいいか。俺の戦争は終わったんだからな。」
ナチ「、、、。」
フィンランド「、、、おい。」
ナチ「、、、ッ!」
フィンランド「いつまで迷いの範疇を彷徨っている?」
目がギロっと向けられる。そして怪我をしている俺の胸ぐらを強く握りしめられた。
フィンランド「いい事教えてやるよ。くたばれソヴィエト連邦、 ナ千ス・ドイツ。
俺は故国の為ならば死ねるがお前の為なんかには死なない。」
フィンランド「もう一度聞くぞお前は、、、。
フィンランド「何の為をしにここにきている?]
その言葉は俺の心の芯を深く貫いた。
復讐の為?誰も救ってくれなかった世界を壊す為?人を殺したかったから?、、、違う気がする。
今まで戦う為の支えだった考えがもしかしたら違うのかも知れない事に気付かされた。
それはもっと自分を迷わさる。
ナチ「俺は何の為に、、、ここに、、、。」
フィンランド「、、、俺はそれを言葉に出来ない。”それ”はお前自身が掴むべきだ。戦争が終わる前に”それ”を明確にしておけでなければ、、、一生お前の戦争は終わらないぞ。」
ナチ「、、、、、、どうゆう事だ?」
フィンランド「さぁ?この地獄の苦輪で悩むがいいさ。」
キキッと車が急に止まり地面に振り落とされた。足に痛みが響いた。
ナチ「ッ!、、、あっ。、、、、、、あの運転手、、、デンマーク、、、?」
デンマーク「、、、、、、。」
ブロロロ、、、。
エンジン音とガスを吹かしその場から車は離れてった。荒廃した祖国に独りだけになりその場にどんよりとした空気が訪れた。
ナチ「、、、ハァッ。」
その瞬間必死に形を保とうとしたグラスがパリンと音を立て割れたような感覚がした。そこから負の感情と疲れがドクドクと流れて全身に押し寄せてきた。俺はそれに耐えられずその場でうずくまった。
苦しい。
雨に濡れた塹壕、
煤けて工場、
並んだ爆撃機、
夕暮れの戦車、
止まったままの機関銃。
こうしたのは俺が発端なんだ。でもこんなのを望んでいない。じゃあなんで、、、俺は何を求めているんだ?
苦しい、
痛い、
死にたい 。
生きるのが、、、苦しい。
自己防衛で手一杯。それでも、誰も頼れない。だって___
ナチ「助けてなんてただの迷惑だろう⁉︎」
どうせ辛いやって素直に言えたとしても誰もが素通り自分の事ばっかりで、、、!
ソ連も、イタ王も、フィンランドも、日帝も、、、。
、、、俺だって同じように【愛】がある家に生まれて、笑いあって生きてて良かったねって素直に言い合えて、、、。
変わらない1日が今日も終わろうとしている。あぁそうか俺はただ____
ナチ「愛されたい」
縋るようにあの夕暮れの日に叫んだ。曖昧に進んでく自分は取り繕った笑顔もできなくなっていて。必死に醜い顔をして心から叫んだ。
あぁやっと気づいた俺は、、、【愛を知る為に戦争をしている】
自分のイドで他人を巻き込んで、愛を知るはずが仲間を犠牲にして、、、やり直りたい。
でももう手遅れなんだ。俺もう愛を知る資格なんてないんだ。
ならば目的はただ一つ。『自分を捨て国民の肉壁となれ。』
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微かにライン川の匂いがする。
フランス、オランダ、アメリカ、イギリスの軍がズッシリと着実に進軍してくる。
対して我が軍はそこら辺に生えている竹槍で挑むようなもの、、、。
??「形勢が同じなのもあってあのシナリオを思い出すなナチ。」
ナチ「、、、グレード・ブリテン。」
大英「さぁ総力戦と称号の思いで最期の賭けを仕掛けようか。」
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序 第十話『哀情』 完
挿絵は間に合いませんでした!
それでは終戦までに生きていてくれよ戦友諸君。
コメント
1件
欲望をイドって言うのめっちゃ好こうなんだが! 愛を壊す戦争で愛を求めるでも戦争の中にある愛は真実の愛と言えるのかもしれない(?)