テラーノベル
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前回のあらすじ(ざっくり)
落ちこぼれの「真央」(まお)と天才の「凛」(りん)がレーベン王国で暮らしていた。ある日、真央は上級生たちに屋上へ呼び出され、木刀で叩かれ、屋上から転落。そして凛が駆けつけたものの、真央は死んでしまった・・・
「う、うーーん・・・」目が覚めると真央は真っ白な不思議な部屋にいた。その部屋にはテーブル、椅子が2つ、そして砂時計があるだけだった。その状況に真央がびっくりしていると2つあった椅子のうち、片方に座っていた羽の生えた少年がこういった。
「君も、死んでしまったみたいだね。ここに誰かが来るのはいつぶりだろう??」なんて不思議なことを言っている少年に真央は「いやいやいや、知ってるし!!でも、生き返りたい!!まだまだやり残したことあるし、困るよ、そんな事急に言われてもさ!」と言うなり、あたりを見回した。やはり、ドアのようなものや窓もない。密室なのだ。困り果てていると少年が
「死んだ人は戻れない。でも、転生することはできる。だから、君に残された選択肢は、転生するか、魂が消滅するか、だけだ」そう言われた真央は、絶望した。もしかしたら、自分は転生すると記憶が消えるかもしれない。そんなことをじっと考えていると、少年がまた口を開き、こう言った。
「あと1分で君の魂は消滅する。転生したいなら砂時計に触れて。」と。はやっと思いつつ残された時間はあと少しになっている。
真央は、決断した。転生してでも凛にあうということを。そして、ひとっ飛びに砂時計に触れた。触れた瞬間、真央の体が光り、砂時計に吸い込まれていった。そこで、真央はまた気を失った・・・
真央が吸い込まれた後、少年は背中の羽根で飛び、砂時計を見つめてこう呟いた。
「果たしてあの子は使命を果たせるかな??難しいだろうけど、友達を救えるのは、君だけだ。」と。
その頃に、魔界(魔王がいる世界)ではその土地の民が、何かをお祝いしていた・・・・
続く!!
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