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蘭「っ!」
「こ、ここは…?」
周りを見渡すとさっきまでとは違う光景に俺は困惑している。
蘭「てか俺いつの間に寝て…」
「…俺なんか踏んで爆発しなかったっけ?」
「ってことは俺死んだ?!」
或間「さっきからなにぶつぶつ一人で喋ってんだ?」
蘭「わぁぁ”っ?!」
或間「うるっさ…」
蘭「え、誰?」
或間「俺は紫苑 或間だ」(しおんいるま)
「お前は?」
蘭「桃瀬 蘭…」(ももせらん)
或間「お前見た事ない服きてんな」
蘭「これ?」制服を指さす
或間「あぁ、そんなんじゃ身を守れないぞ?」
蘭「なんで身を守る必要があるんだよ」笑
(おかしなことを言うやつも今の時代いるんだな…)笑
或間「お前…それマジで言ってんの?」
蘭「え?うん」笑
或間「死ぬ気か…?」
(はい?この人は何言ってるんだ?あ、もしかして厨二病…?あ〜、納得。ここはいっちょのってやるか!)
蘭「そうなんだよね…もう疲れちゃってさ」
或間「…っ、それは俺らが不甲斐ないからか…?」
(え、そんな返答来んの?まじの厨二病やん)
蘭「そんなことはないよ…ただ俺が弱いだけ」
(どうだ!!いいのでは?!厨二病してるのでは?!)
或間「そうか…でもこんなに追い詰められてるのは今の国内の問題だろ?お前はどこに派遣されたんだ?それともまだ申請来てないのか?」
(は、派遣?随分凝ってるなぁ…)
蘭「派遣…?悪いけど俺そんな頭良くないから厨二病するならもうちょっと分かりやすくしてくんね? 」
或間「…は?厨二病?」
(もしや厨二病って言われるの嫌だった?!やってしまったかもしれない…)
或間「俺は厨二病?ってものではないぞ?それと、お前派遣も知らねぇの?マジで言ってる?親は?」
(あ、全否定…)笑
蘭「別に親なんて…」
或間「…そうか亡くなったか…」
(は?!いやいやなんでそうなる?!)
蘭「え?い、いや((」
或間「俺のとこ来るか…?」
(…知らない人のところに行くのはダメだって…わかってるけど…このまま野垂れ死ぬかもしれない…なら)
蘭「いいの…?」
或間「あぁ、」
蘭「それじゃあお言葉に甘えて…」
或間「ん、じゃあこれから宜しくな蘭」
蘭「よろしく、或間」
或間「それじゃあ行くか」
どっかぁーん
或間が話した直後少し離れたところに上から何かが降ってきて爆発した。
町の人々「空襲だっ!!防空壕へ逃げ込め!!」
蘭「な、なにこれっ…」
或間「蘭!早くこっちへ!」
蘭「い、或間…っ」
(く、空襲って…今の日本は戦争なんてしてないんだろっ?!な、なんで…)
蘭「っ…」震
或間「…」
町の人々「ひいたぞ!」
「町が…」
「まま…ぱぱ…どこぉっ!」泣
蘭「っ…」
(なにこれなにこれ…みんななんでこんなに慣れてるの…もっとパニックになってもおかしくないのに…っ、そもそもなんで防空壕があるの…っ!)
或間「おい、蘭!」
蘭「っ!な、なに?」
或間「ずっと震えてたから」
蘭「そらそうじゃん!なんで或間は平気なの?!」
或間「あんまり経験がないんだな…」
蘭「経験?あるわけないじゃんっ!」泣
「怖いよっ…帰りたい…っ」
或間「ごめんな…ごめん」
(なんで或間が謝るんだよ…なんでこんな目に…)
或間「…ほら、敵もひいたらしいし避難所へ向かうぞ」
蘭「…うん」