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ya「お前ッ、、、大好きな人が倒れたって聞いたの想像してみろよ。俺今そんな気持ちなんだけど。」

ur「うわ、辛い。嫌だわ。」

ya「だろ?」



ur「笑、、それはゆあんくんが俺のことが大好きってことでおっけ??」



ya「はッ、、違、くはないけど。」



ur「あの、俺さ、、──────




大好きな人が倒れたって聞いたの想像してみろよって言われてね、」


「思い浮かべたのお前だったよ。」


「これはほんとにほんと。」







ya「っえ?」


ur「あはは笑、好きだよ。ゆあんくん。」






── ur視点


あ、そういえば、のあさんに相談した時言われたな。あんなこと。


ur「のあさん、俺さ。ゆあんくんのこと好きなのかもしれない。」


no「は、はぁ。」

ur「えっと〜、、、」


no「まぁ、、、」

「その “ 好きかも ” が、ちゃんと『好き』になった時には、きちんとゆあんくんに伝えてあげてください。」

「『好きだよ』って」


ur「うん、わかった。」


no「好きかもって他の人言わない方がいいですよ。自分の中で収めてください。抑えきれなくなったらその時、好きかもが好きになった証拠ですから。」

「抑えきれなくなったら相手に伝えてください。」

「自分の中に留めておいた方が好きはわかりやすいですよ。」


ur「うん、ありがとう。」


のあさん、ありがとう。

自分の気持ちに鈍感な俺でも分かるわかりやすい指標をくれて。

俺。ゆあんくんが好きだよ。






ya「お前、嘘ついてるだろ。」


ur「こんな所で?つかないよ、」

ya「いやいやいや、だってそんな素振り」

ur「お前だって見せなかったろ」


ya「そんなことない!」


ur「笑、とりあえず、嘘じゃねぇよ。」

「ゆあんくんが好きな気持ちちゃんと確かめた上で好きなんだから。」


ya「ッ……やったぁ、」


ur「笑、付き合いましょ。」


ya「はい。付き合いましょー!笑」



このふたりには、

同じ目標があって、

同じ大切だった人がいて、

同じ苦しみを味わってきていて、

──── まるで運命のような関係性がある。


いつ枯れてしまうか分からない、美しい花のような関係になったふたり。

つまり、この愛は数年後には枯れているかもしれない。二十年経ってもまだ美しく咲いてるかもしれない。

分からない。分からないのだそんなこと。でもふたりはお互いを愛していた。

彼らの枯れると分かっている命の愛し方は、本当に、素敵な関係としかいいようがない。


2人の敵であるモルニア国から戦争が仕掛けられたのはこの出来事の一年後だった。



そこでは悲劇が起こった。



─── また、彼が…… いや、今度は、、、、





【yaur】枯れる命の愛し方

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