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ちちんぷいぷい!

なんて言ったことはある?もしくは痛いの痛いの飛んでいけ、別に何かが変わる訳でもない変哲の無い言葉。

これがもし本当に使えるようになったのならば、その呪文はどんな意味?魔力とはどんなもの?と気になりませんか?

『ちちんぷいぷい』

指先を小さく円を描くように回した。

『がっ』

相手は少しだけ苦しそうにもがく。

ちちんぷいぷいは弱い拘束魔法、もがく相手はすぐに拘束は解けたようだ。

『……ちっ』

『Flash』

『!』

Flash(ふらっしゅ)その名の通り光が点滅する。目の前でそれが起きればいい妨害であろう。

『おやぁ、?こんな基礎魔法も避けれないの?』

『くっ!』

まだまだ未熟だなぁ、と先輩の僕は心底思う。

後輩と魔法で戦うのは苦手かもしれない、草原のせいで水や火炎は使えないし後輩はかなり不利な状態だろう。

手加減を苦手とする僕には難しいったらありゃしない。

『block!!』

block(ブロック)、塊でありそのままの意味であり地面などを塊にしガードすることが可能だ、だが

『あれ?僕が破壊系得意なの知らなかったー?』

『えっ』

ドカン

と大きな音がした。その時壁は壊された。

『Destruction』

Destruction(ディストゥラクション)は破壊、僕が得意とする魔法だ。

その力とは正しく得意とするだけあり大きく周りにも反響した。

そして日本語の魔法は少なくちゃんとした発音が必要、Destructionはなんとなくだが発音しやすかった。

『鸞』

『はぁ〜い』

欠伸をしながら出てくる狐のような見た目をした女。

鸞(らん)は僕が魔法で創り出した存在、使いとでも言おうか……

『奪え』

『仰せのままに♥』

『ひっ』

僕の使いに驚く後輩は首飾りを取られないよう必死に抵抗するも虚しく鸞の拘束魔法で捕まり取られてしまった。

『僕の勝ちね』

『綺羅様つよーい』

『当たり前だろ?』

なんて会話を続けてるうちに教師が来た、もちろん成績は僕の方にもちゃんと入る。

後輩の力を試すだけの役割であろうが成績に入るならなんなりと、って感じ?

『綺羅様〜そろそろぉ、』

『はいはい、蜂蜜ね』

『にゃっはは〜!分かってる〜!』

はしゃぎだす鸞を落ち着かせるべく分かった分かったと相槌を打つが結局僕の方に乗っては離れないのが鸞であった。

慣れてしまったのかまぁいいや、と終わらせるようになった僕も僕だろう。

そういえば僕と同じく使いを持つ者がいたような気がした。

『鸞』

『なーにー?』

鸞は狐とは思えない猫のような感覚でこちらに返事をする。

『他に使いを持った奴がいるって聞いたけどどいつ?』

『んーとなぁ』

あいつ

指を指された方を見る。

『──────♪』

歌声は響き渡る。その瞬間ぶわっと風に乗せて葉が舞う。

『ふーん』

『綺羅様ぁ?』

you,Fancy(メダル用)

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