魔物がいて
国があって
勿論、魔法があって────
そんな、誰もが知っているような、ありきたりな魔法世界。
それは、多少オリジナリティがあれど、誰もが何も感じず、興味すらも持たれない世界。
そこに、突如として異変が起きる
調査書類01
急激な魔物の増加、自然環境の突然変化、それに伴う数十種類もの動植物の絶滅、減少。これらが短期に発生。世界の維持のため、急速な対応と調査を進めるべきである。原因を調査した結果────
以降、インクの劣化により解読不能。
上記の通り、普通の魔法世界だった筈の世界は急速に崩れていった。
その理由…そう、今は読めなくなったもの。それは、一人の少女にあった。
彼女は何らかの理由から────
世界を壊し始めたのだ。
一人にして世界を破滅までに追い込んだことから、少女は破壊神と呼ばれ、現在も世に存在し続けている。
そして、着々と世界を壊し、蝕み続けているのだ。
────それを阻止するため、世界は彼女を倒すことに決めた。
それ以降、この世界では彼女を倒す存在を魔法使いと呼ぶことにした。
そして、それらを育成すると同時に、この世界での最後の砦となる学校を建てた。それを、魔法学校と名付けたのだ。
それは略称であり、正式な名はそこそこ長いもので、世界種族総合魔法科高等学校だ。
これは、そんな魔法世界の、魔法学校での物語である
「 実にシンプルな魔法世界にて 」
コメント
9件
コメント失礼します* 最初から読者を惹き付けるような出だしで素敵です! 続きを楽しみにしてますね´`*
初手から最高かよぉ...ありがとうございます( ノ^ω^)ノ
雰囲気最高…! 楽しみにしてます!