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【第9話:君への想い】


※最終回です







ー赤sideー

赤『ねぇッ…青先輩本当に来るの、?』

桃『…来るよ、あいつは…』

赤『でも始まるまで後5分も無いよ…??』

桃『大丈夫、』

桃『あの性格上…絶対に来るから。』

赤『………………』

俺はこれ以上言葉を発せなかった。

桃ちゃんの圧に負けたっていうのもあるけど、

何より青先輩が来るっていうことを信じて待っていたかった。

このままこの話が続いたら───

ガラッ…

赤『!?青せんぱッ…』

青『ごめん、遅れた…、』

桃『ったく…w』

桃『もう始まるぞ、』

青『ご丁寧にどうも、』

桃『ちゃんと3脚分用意しといたから…w』

青『あざ、w』

赤『ねッ…後1分だよッ…!!』

桃『分かってるって…w』

桃『はしゃぎすぎ、』

赤『だってッ…』

赤『黄ちゃんが主人公の劇だよッ…!?』

赤『テンション…上がるしッ…』

桃『ふへッ…かわいw』

赤『黙れッ…//』

青『僕空気なんだが、』

桃『お前の愛しい人がもうすぐ現れるぞ、w』

青『おい…w』

赤『ほんとのことじゃ…w』

青『おまッ…本人に言うなよ…!?』

赤『分かってますって…w』

桃『あ、もう始まる…、』










ー青sideー

主人公を演じている黄は今までのような雰囲気とは違った。

ギャップ萌えってこういうことなんだな、って

改めて思った。

何か…泣いてるシーンとか、照れてるシーンとか…

目薬とかチークとかは使われていなかった。

どれだけ練習したか、努力したかが分かる。

…別の意味で好きになった…、

いつも近くにいた存在。

なのに、今日は何故か黄が遠く見えた。

ふと周りを見渡すと、感動で泣いてる方が居た。

体育館の後ろ側では、所属事務所は分からないが、

カメラマンも居た。

隣で桃くんの彼女は涙目だった。

1番、隣で黄の晴れ姿を見てきている彼。

小さい頃からずっと一緒に居たらしいから、

泣くのは同感だ。

そう思っているうちに劇が終わった。

体育館の中には拍手と鼻をすする音が響いた。









ー黄sideー

赤『お疲れ様~…!!!』

劇終わり、舞台裏で赤が走って僕の胸の中に飛び込んできた。

黄『赤ッ…苦しッ…』

赤『あ、ごめん…っ!』

黄『大丈夫だけど…笑』

赤は息を深く吸い込んで僕の頭をわしゃわしゃと撫でてきた。

黄『んわッ…』

赤『よく頑張ってたねぇ…ナデナデ』

母性溢れる赤は本当にお母さんみたい。

黄『赤もありがとねッ…ニコッ』

赤『ん~んッ…』

赤『頑張ったのは黄ちゃんだし…ッ』

黄『んふふw』

桃『ったく…赤早いってーの、』

赤『待っとけって言ったのにッ…!!』

桃『無理、』

桃『変な奴に連れ去られたらどうすんだよ、』

赤『別に連れ去られないしッ…!』

桃『はッ…!?』

桃『この前ナンパされてたくせに何言ってんだよ…、』

赤『ち、違うしッ…』

桃『あの時俺が助けてなかったらどうなってたんですかね~…』

赤『んんッ…』

赤『知らないしッ…!』

赤『黄ちゃ~ん…!!』

黄『赤…!?』

桃『お前浮気かよ…、』

赤『桃ちゃんなんてもう知らないッ…』

桃『はッ…、!?』

青『あーあ、桃くんに火付いちゃった、w』

赤『あッ…』

桃『赤~…ニコッ』

赤『はいッ…泣』

流石バカップル代表って感じ。

そして青先輩と2人になる気まずい瞬間。

凄く変な空気が流れる。

黄『ッ…先輩ッ…』

青『…?』

黄『本当に…逃げ出してすみません、』

青『…いーよ、』

黄『えッ…??』

青『訳ありで走ったんだろうし、』

黄『まぁッ…そうですけど、』




青『劇…お疲れ様、!』

黄『ぇッ…』

青『凄かったよ、演技…』

青『相当頑張ったんだね…ニコッ』

黄『んッ…ありがとうございますッ…//』

青『あれ、照れてる?w』

黄『んなッ…照れてないですッ…!!』


青『んふふw』

黄『あ、僕衣装の片付けとかあるので

行ってきますね…!!』

青『あ、待ってッ…』

黄『ん…??クルッ』

青『チュッ…』

黄『んッ…/』

黄『ぇ…??』

青『これ、ずっと前の告白の返事。』

黄『…僕なんかで良いんですか…!?』

青『んーんッ…”黄くん”だけじゃだめなの』

黄『カァァァァァ…//』

青『今度、デート行こうね?』

黄『ッ…はい、//』



𝑒𝑛𝑑



はい、無事エンド←

番外編等は無いです、うん…()

新連載スタート(9/1)まで短編出します、

⬆気分で

最後までありがとうございました😭✨

おつれいです( ◜ᴗ◝)( ◜ᴗ◝)

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コメント

6

ユーザー

連載ブクマ失礼します(><)

ユーザー

ブクマ失礼します

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