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このお話は、あなたの選択によって結末が変わります。
是非、ハッピーエンドを目指してくださいね。
“あれば”の話ですが……くすくす。
やあやあ、今日は急に招待してしまってすまないね。
妻の話は楽しんでくれたかな?といっても、君が期待していた話ではなかったようだけれどね。
無理もないさ。彼女にはそこら辺に転がっている昔話を話すよう、言っておいたからね。
……それを話すのは、私だよ。
嗚呼、それにしてもこの紅茶は実に美味い。私は妻の淹れるこの紅茶が大好きで、すっかり惚れ込んでしまってね…………っと、惚気はこの辺りにしておこう。君もこれ以上、話の腰は折られたくないだろう?
では、昔話を始めようじゃないか。
ふふ、そんなに急かさなくてもいいじゃあないか。もう直ぐ、君の分の紅茶と茶菓子とが来るから、少し待ちたまえよ。
……お、来た
サクラ、ご苦労様。
嗚呼、このメイドはまだ君には紹介していなかったね?
この娘は最近雇ったメイドの中でもピカイチでね……勤勉だし、仕事が早いうえに、見目もいい。これ以上ない最高のコレクションだろう?
[やはりこの男は少しおかしい。メイドをコレクションなどと…寒気がする。まあ、当たり前か。■■の者なのだし。
私のような語り部にとって最高級の物語を用意していると言うからやってきたが……話を聞いたらすぐに帰ろう。
……それにしても、このメイド、旭日旗が顔に表されている……]
そんなに気味悪い顔をしないで欲しいなぁ。君も知っているだろう?私が熱情的な蒐集家であることは……
ほら、この茶菓子もそのメイドにつくらせたのだよ。なんでも、彼女の地に伝わる伝統的な茶菓子らしい。「ネリキリ」というのだったかな?絶品だから、ぜひ君が食べてくれ。何なら持ち帰っても……………嗚呼、そうだ、君は、□□の人だったね。食べたら戻れないのだったか。
これは申し訳ない。どうりで、茶にも手を付けていないわけだ。くすくす。
[まさかこの男が存じていなかったとは考えにくい……わざとか?
私もそのコレクションの一つにされかけたのだろうか……やはり、いくら物語のためといえど、来るべきではなかったかもしれない。来る途中、幾人もの得体の知れない人物に会ったしな……
……やはり、話だけ聞いてさっさと帰るのが得策そうだ。
それにしても、こんなに帰ろうとしているのにまだ話を聞きたがる辺り……私も彼と同様、熱心な蒐集家なのだろう。]
______それじゃあ、お待ちかねの話を始めよう。
といっても、これは交換だったね?私も物語をコレクションしていてね……物語を集めて世界を飛び回っている、という君の選りすぐりの話を是非聞いてみたいのだよ……
[メイドだけでなく、物語もコレクションしているのか?取って付けた言い訳のように見える。
それにしても、妙に時間を稼いでいるような……]
ふむ……『三人の魔女』か。聞いたことがない。流石は××。いろんな話を知っているね。
[私は彼が知らなそうで最も短い話をセレクトして話した。
意外にも好評だった。彼らの地に伝わる魔女について、極東の者が別の視点で描いた点が気に入ったのかもしれない。
不遜な彼にしては珍しく、終わったら拍手をしていた。]
いやぁ、短いながら実に面白い話だった。
失礼だな、私だって立派な紳士だ。拍手の一つや二つ、するに決まっているだろう。
それじゃ、私の話を…………
?どうしたんだい?そんなに時計を見て……
ああ、もう直ぐ『夜明け』だったね。
[そう、私のような□□の人物は、■■で一晩以上の時を過ごすと、強制的にその場所の住人にされてしまうのだ。
だから、彼の話がどれだけか分からない以上、もう帰るべきなのだが……
どうしようか?]
【読者ノ皆様,選択ノ時デス.】
アナタ方ノ身代ワリデアル,××.彼ハ,コノ後ドウスルベキデショウカ?
彼ニ残サレテイル時間ハ,アト2時間デス.
彼ノ居ル屋敷カラ□□ヘ通ジル門ヘハ30分カカリマス.
【A.2時間あるのなら、多少話が長引いても問題はない。
話を聞いてから帰ろう。】
【B.なんだか薄気味悪い。それに、彼が何かしてこないとも限らない。熱情的な蒐集家なのだから……
話を聞きたいところだが、安全を優先してそのまま帰ろう。】
イカガナサイマスカ?
全テノ判断ハアナタに委ネラレテイマス……
【選択肢A】ヲ選ンダ方は,作品ページカラ〈A-1〉トイウ符号ノツイテイル話ヘ。
【選択肢B】ヲ選ンダ方は,作品ページカラ〈B-1〉トイウ符号ノツイテイル話ヘ。
ドチラカ選ンデ,オ進みクダサイ。
ドチラモ見ル?構イマセンガ,一度自分ノ選ンダルートデ最後マデ進ンデミルノヲオススメシマス.
デハ,アナタノ選ンダルートノ先デ,マタオ会イシマショウ……