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あの子が生まれた瞬間私がこの子を守ると決めた
宝石みたいに輝く毎日。
「ママー!」
あの子の声が、部屋に響く。
笑顔を見る度に、疲れが取れていく
感覚がした。
これが母親の気持ちなんだ。
小学生になって
真っ赤なりんごのようなランドセルを
背負いながら、入学式に向かった。
成長した背中を見ると感動した。
____🎒
「お母さん!私の写真撮って!」
入学式が楽しかった!
緊張したけれど
ワクワクした。
落ちた。
あの子は落ちた。
神様が連れてって行ったんだ。
ベランダの先から
高い悲鳴が聞こえた。
救急車のサイレンさえも
耳が痛くなるほど、
間違いなくあなたは私の天使だった。
あの子の天使が現れてくれたらな
「お母さん」
なんて言う声に窓の方を見た。
天使なんて写っていなかったが
たしかに感じたんだ。
間違いなくあなた私の天使だった。
光を指すバルコニーから手を伸ばした。
私が守れたらあの子は生きていた
だから私も同じ運命をください。
そしたら、ちゃんと母親と言えるから