甲「ッ、スーーッ、、、」
なんだこの状況
なんで国の幹部三人と同じ部屋にいんの、僕
甲「(ぁ〜〜、、苦しい、お腹がきりきり言ってる、しんどい、帰りたい、、、)」
剣「で、君が噂の甲斐田晴くん、だね?」
甲「アッ、、?!、はい、そうですッッ、、」
「(、、ん、?噂の、、、???)」
剣「、、加賀美さんから見てどうだったの、この人は。」
加「、、とりあえずものすごい技量の持ち主であるのは分かりましたよ。」
不「実際に攻撃受けたけど、、体の自由が効かない状態でのあそこまでのは、、、なぁ?」
甲「いや、僕に聞かれましても、、、汗」
剣「ふぅん、そこまで強いんだ」
甲「いや、絶対そんなことない、、」
不「、、、。」
「(すぐ謙遜するとこ、変わってへんなぁ〜)」
「(、、さっきタメなってたの、聞こえてたよ晴。、忘れてへんよな、?)」
「(、、逃げたらあかんで、?)」
加「、、甲斐田さんには甲斐田さんの事情があるのかもしれませんが、最近問題になっていた事件の被害者という重要な人物です。」
「なのであまり酷いことはしてはいけない決まりですが、、」
「一般人の方が洗練された攻撃魔法を使っている、と言うのは見逃すべきでないので、ね?」
甲「聞き出すのに拷問でも出来るぞって脅しですよね、?そんなくどく言わないでください、、」
加「ご理解早くて助かります^^; 」
不「、、、俺からも聞きたいことあるねんけど」
剣/加「!」
甲「帰りたぃぃ〜、、」
不「、、16歳から何してた?」
剣「、、え?、急に何その質問」
加「不破さん、個人的な質問は後にしていただいた方が、」
不「はよ答えて」
剣「、ッだからふわっち、個人的な質問はッ」
甲「研究所ですよ」
剣「、え、?」
甲「ここの試験受けた時に異端児だ、才能だ〜、なんて言われて連れてかれましたよ」
ケロッとした顔で服の裾を捲りながら言う彼
捲られた右腕には焼印で1025と刻まれた跡
加「ッう、わ、」
甲「いいでしょ、この数字、他の子と被ってなかったら自分で自由に決めれんだよ」
「だから、長いこと研究所入ってうっかり自分の誕生日忘れちゃわないように、選んだの」
子供のように無邪気な顔と光を失った瞳のギャップでその場の空気が重く凍る
不「ッほんまに、入っててんな、」
甲「軍学校入った後も僕のこと考えてたの?」
不「、、そりゃそうやろ、 “晴君” のこと、大好きやもん」
甲「んはは、バカだなぁ、ほんと」
「余計なこと考えてたらやるべきことも出来なくなっちゃうんだよ?、人間なんだからさ」
不「そうやで、だからずっとずーっと、完璧にこなされへんかってんで、晴君のせいや」
甲「ちょっと、僕のせいにしないでよぉ」
不「(ッあぁ、あの時とおんなじや)」
「(ふざけて、茶々入れて、ふにゃっと笑ってくれる)」
剣「、、、和んでる空気崩して悪いんだけどさ」
加「研究所、しかも魔法を使う子供を攫う、というのは実に興味深い」
剣「ちょうど君が攫われた頃に噂になってたとこだよね、きっと」
「本当に存在してるならお話聞きに行かなくちゃいけないんだけど。」
甲「あぁそこもう無いっすよ?」
剣「ッ、、チッ、もう逃げられ、」
甲「いや、僕が潰しました」
剣/加/不「、、は?」
甲「そこの研究所、内容が酷かったんですよ」
「体罰とか、理不尽なんかはそりゃ当たり前。」
「気に食わない態度、まぁ所謂反抗とか逃走とかしたコは殺されてたり」
「女の子とかある程度成長してたら性的暴行されてる人、いたらしいよ」
剣「、、なんとなく、知ってるかも」
加「ッ、?!、、じゃあ何故黙って、ッッ!!」
剣「やめてよ、別に噂でしか聞いたことないし
まずまず真偽不明の話だったから」
「それに、合法的な育成系の施設なんて沢山あるでしょ。、それを良く思ってない奴がデマ流してるっていう意見もあったんだし」
不「、、その流れで上手く姿眩ましてたんか」
甲「長年耐えたよ。あそこで」
「1人抜ければまた新しく1人攫われてくる」
「そう知ってたから、ずっといて少しでもどこかの誰かが報われるようにって思ってた。」
不「、、ッッ、」
甲「でもさ、入って6年経った時、
殺されちゃった。両親」
不「、ッッッ、、、。」
甲「しばらく良いデータ更新できなくって、
それじゃあ感情の変化を利用してまた技術の向上を図ってやろう、って考えだったみたい」
「嘘って思われないようにご丁寧に遺体持ってきちゃってさ、、辛かったなぁ〜、」
加「、酷い、、」
甲「ね。だからさ、もう疲れちゃったんだよ」
不「ッッ、、は、る、、(グスッ」
甲「ちょ、ッ?!」
「こら、またそーやってすぐ泣いて、、ッ」
不「俺、この世界嫌いやッッ!!」
「いっぱい優しくて頑張ってて我慢したお前が
ぜんっぜん報われへんなんておかしいってずっっと思ってた、!!!!」
「ちょっと周りよりできることが多いだけでへらへら態度変えてくる上の糞野朗共も
自分が劣ってることを努力してる奴のせいにして石を投げることにばかり全力を注いでる奴らも
自分じゃなければ犠牲が出たってケロッとしてるキチガイ共も」
ぞわぞわ、と同じ部屋にいる3人の肌が震える
負の感情が増幅し埋もれていく不破は
身が硬直し自身の周りのものの壊れていく様にも気も傾けず、血走る眼からはどす黒い得体の知れない液体がどろりと流れていた
剣「ッッ、?!、暴走、?!?!」
加「まずい、彼が暴走するときっと私達で止めるまでにたくさんの被害が出ます!!」
不「皆んな、みんな嫌いやッッ、、ッッ!!!」
「消す、この世からカケラも残さず!!!!!」
にくい、憎い、憎い、憎い憎い憎い憎い!!!!
「殺す、殺してやる、!!!、コロス、ッッッッ!!!!!!!!!!!」
甲「僕、物騒な人は嫌いだよー?」
剣「、、、ッッは、、??」
「何こんな状況で言って、」
甲「変わっちゃったね、湊君も。」
「昔、お前のこと俺が守るー、とか
ずっと安心して暮らせるようにしてやるー、
とか言ってくれたの嬉しくて覚えてんだけど」
「今は、なんだか”怖い人”に見えちゃうわ。」
わざとらしく大きい独り言のように話し始める
たわいもない内容なのに
先まで狂ったように正気を失っていた不破が
彼のことを驚いたような複雑な表情で見ていた
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めっちゃ好きです🥹🥹
