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“夜空に咲く花の約束”
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青 キミはなんでここにいるの?
海岸にいると青髪の少年に急に話しかけられた
桃 …………..なんでだろうね
自分自身分かっているはずなのに、あえて気づいてないフリをして、自分にも、そしてこの少年にも嘘をつく
青 …….僕もなんだニコッ
まるで俺の気持ちを見透かしたかのように言ってくる。この言葉からこいつも同じ気持ちなんだろうなぁなんて思った
青 ”逃げたいな”
キミはそう言った
青 逃げて逃げて、誰も僕のことを知らないようなところへ行きたい
青 それで消えてしまいたい……
それが本心なんだろう、彼の目は誰も見えない遠くを写していた
桃 …..俺も、逃げたい
桃 もし自分が逃げれる身体なら逃げたいな
桃 楽になりたいなニコッ
彼の目を見ていると気づいた時には本心がこぼれ出てしまっていた
青 …..そっか、
彼はそう言って口を閉じた
しばらくの間沈黙が広がった
青 ねぇ、知ってる?
青 ここってさ、毎年8月2日に見えるんだよ。花火と、満天の星空が
その瞬間、ばんっと音がなって夜空に綺麗な花が咲いた
桃 うわぁ….
急に咲いた花に思わず感嘆の声がでる
青 綺麗でしょ…w
そう言って花火に目を向けるキミの方が…なぜだろうか、すごく綺麗に見えた
青 …ねぇ、キミの名前は?
嘘をつく理由もないので普通に答える
桃 俺は桃。
青 桃くんね、僕は青。
青 ….よかったらまた来年もここで一緒に見ない?
急にそんなことを言ってきたから驚いたけど、迷いなく頷いていた。コイツとなら…なんて思っている自分がいる
青 よかったニコッ
青 約束ねニコッ
花火の光がキミを照らす
桃 わかったよ…w 約束なニコッ
そう言って俺は叶うかどうかもわからない約束をした_。