【竜蘭】
*番外編(死ネタ)です。
かりちゃん見ない方がいいかも!!ごめんね💦🙏
この連載全ての話を通しての注意です。
・病み
・リスカ
・過呼吸
・不憫
・捏造しかない
・記憶喪失
・キャラ崩壊
・誤字脱字
*天竺平和軸
*幼少期捏造あり
◎今回から突然ルームシェア(?)設定です(同じマンションで部屋は別)
話の内容わかりにくい所あるかもです💦
その他なんでも大丈夫な方のみご覧下さい🙇♂️
7話の途中から始まります↓
竜胆「兄ちゃん、ご飯だよ〜」
蘭「…」
竜胆「兄ちゃん…?」
蘭「竜胆、ごめん…俺ちゃんと死ぬから…」
竜胆「は?」
蘭「俺がいなければ竜胆はもっと楽しめたのに…俺のせいでこんなに迷惑かけちゃって…」
竜胆「はぁ…」
バタン!!
蘭「え…」
竜胆「兄ちゃん」
蘭「ちょ…ドア…」
竜胆「ドアが邪魔で兄ちゃんの顔見れないんだもん」
蘭「だからって壊さなくても…」
竜胆「いいの。」
蘭「…ね、ちゃんと死ぬから…」
竜胆「そんな泣きそうな顔して何言ってんの」
蘭「…ッ、」
竜胆「俺は兄ちゃんを守りたくて轢かれたの。兄ちゃんは何も悪くないよ」
蘭「でも…」
竜胆「これでこの話はおわり!勝手に死のうとしたら許さないからね?」
蘭「…ごめんなさい、」
竜胆「謝んないの〜!」
蘭「はい、…」
竜胆「…無理しちゃダメだよ、」
蘭「…」
竜胆「ほら、ご飯食べよ?」
蘭「いらない…」
竜胆「だぁめ、ちゃんと食べなきゃ」
蘭「いらないってば…」
竜胆「最近ずっと食べてないんだから…」
蘭「いらないって言ってんじゃん…!!」
竜胆「い”ッ…」
蘭「ひゅ…ッ、ごめ、ッ 」
竜胆「気にしなくていいよ、…でもご飯は食べて…」
蘭「ごめんなさい…ッポロポロ りんど…悪くない、のに…ッポロポロ」
竜胆「気にしてないからいいって、泣かないで…」
蘭「グスッ…」
竜胆「ひとくちだけで良いの…食べて、?」
蘭「グスッ…ん”…」
竜胆「ありがと…!」
蘭「ポロポロ…」
竜胆「大丈夫だから、」
…
蘭「ごちそ…さま…」
竜胆「いい子いい子…ありがとね、」
蘭「…なんも、してない、」
竜胆「食べてくれたでしょ!」
蘭「ちょっとしか食べてない…」
竜胆「それでも嬉しいんだよ、」
蘭「…」
竜胆「部屋戻ってもいいよ?」
蘭「わか、た…」
竜胆「なんかあったら言ってね、おやすみ」
蘭「ん…おやすみ、」
竜胆「ニコッ」
蘭「あ…りんど…」
竜胆「なぁに?」
ぎゅっ
蘭「…大好き…」
竜胆「!!…俺も大好き…」
蘭「おや、すみ…」
竜胆「うん、いっぱい寝れるといいね」
蘭「…うん、」
ガチャ…
蘭「…ッ」
はぁ…今日は疲れた…
でも兄ちゃんが笑ってくれたから全然いいけどね
たまには早めに寝ようかな
まだ11時だけど…早く寝るのはいい事だしね
おやすみ!
…
未だに何も納得できないし、気持ちが変わる訳でもないらしい
竜胆とか三途、ココ達があんなに優しく俺を肯定してくれたって何も信じられない俺は、本当に最低だと思う。
でも仕方ないじゃんか。
最愛の弟が自分のせいで交通事故に遭ったなんて
自分があの時あの場にいなければ事故なんて起きなかった。
そもそも生まれて来なければ…って、全部失敗だったって思うんだから。
兄貴のくせに弟に迷惑かけてばっかで、毎日励まされて、心配されてる。
こんなに惨めなんだよ、俺。
本当はもっと、完璧なお兄ちゃんでいたいのに
なんで俺はちゃんとできないの?
なんで何も出来ないの?
こんな俺、死んじゃえばいいのに__
結局辿り着く答えは何一つとて変わらない
だって、俺が消えれば全部解決なんだもん
俺が生きてるのと死ぬのだったら、明らかに生きてる事の方が周りへ悪影響を及ぼす。
人に迷惑をかけて生きていくなんて御免だ
そう思い悩み続けてきた日々にも限界が来た
これ以上迷惑をかけたくない、そんな思いよりも、開放されたい、という思いの方が大きいのだから本当に最低だ。
竜胆は相当疲れてる様子だったし、夜中に抜け出したってバレないだろう。
本当ならちゃんと直接喋って気持ちを伝えて死にたいけど、そうすると止められるからダメだ
そりゃ、自分の前で人が死のうとしたら嫌いな奴だろうとそうでなかろうと止めてしまうのが一般的な人間の本質なのだろう。多分。
だから三途達も止めただけ。
決して、
__灰谷蘭だからという理由ではないだろう。
俺は必要とされてないから。
だから、誰の目にも触れずに死ぬのが1番罪悪感や責任を感じさせない方法なのだと思う。
成功経験者じゃないから知らないけどね。
ま、これから経験者になる訳だが。
さて、俺の人生も残りわずか
良い人生だったと言えるのかは分からないけど
後悔ばっかの人生だったけど
辛いことばっかの人生だったけど
竜胆の兄ちゃんでいれて、本当に幸せだったなぁ…
どんなに辛くても、苦しくても、竜胆がいてくれたからここまで生きてこれたんだと思う
竜胆にはいっぱい感謝してるし、いっぱい申し訳なさを感じてる
全部、俺が死ぬ事で許してくれないかな…?
最後までわがままでごめんね、
でもそれが灰谷蘭だからさ、
笑って許してね、竜胆
蘭「…そろそろかな、」
竜胆が寝てるのを確認して、音を立てないように台所に向かう
そーっと包丁を取って、物音1つ立てずに部屋へ戻る
この包丁、切れ味悪くなってたやつだし使っちゃってもいいもんね、その分痛み増すだろうけど
飛び降りるよりよっぽど怖いや
でも、生きてる方がずっとずっと怖い
ふぅ…、よし、じゃあまたね、竜胆__
《翌朝》
竜胆「ふわぁ…よく寝た…」
気持ちのいい朝だ。暑くもなく、寒くもない
空は晴天で、湿度も50%くらい。
毎日こんな天気でいいのに…
…と、そんな事はどうでもいいとして
今日はまだ早いし先にご飯作って、その後兄ちゃん起こしに行こうかな、
何がいいかなぁ
軽めのものがいいよな、とりあえずサラダでも作ってそれから…
あれ、包丁どこ置いたっけ…
確か2本あったよな…?これ新しい方だから古い方が無い…捨ててはないはず…
竜胆「兄ちゃんは捨てないしなぁ…」
こっちの引き出しか?いや、あっちかな…
どこを探しても見当たらなかった
別に使わないけどさ、なんか怖いじゃん
包丁が無くなるって
特にこれといった理由はないけど
__その時、ふと頭に不吉な考えが浮かんだ
…兄ちゃん、?
いや、まさか、ね、
なに、この焦燥感
何の根拠もないのに
大丈、夫。きっと今頃兄ちゃんは部屋で寝ているはずだから。
愛らしい寝顔を浮かべながら爆睡しているはずだから。
だから__
ガチャ
竜胆「にいちゃ…」
__ねぇ、兄ちゃん
__俺を置いていかないで
声が出ない
震えが止まらない
頭が回らない
何も、なにも、なにも
とにかくまずは三途達を呼ぶべき、?
呼吸ができなくなってきた、
三途『ンだよこんな朝っぱらから…』
竜胆「さん、ず…ッ、たす、けて…」
三途『?!竜胆、何があった!?今家か?』
竜胆「に、ちゃ…が…ッ」
三途『蘭…?すぐ行く!!』
竜胆「おねがぃ…ッ」
振り絞って出した声は酷く震えていたと思う
それでも三途はきちんと聞き取ってくれたのだ
感謝しないとね、
大丈夫、これは悪い夢だから
大丈夫、目覚めればきっと幸せな日常に戻れるから
だから、きっと…
三途「竜胆!!」
竜胆「さんず…」
三途「どうした、何があっ…」
ココ「おい…嘘、だろ…?」
竜胆「ここ、も、来てくれた…」
三途「おい竜胆!何があったんだよ?!」
ココ「救急車…!!」
竜胆「わか、ない…ッ、ポロポロ 起きたら…もう…ッ ポロポロ」
三途「…ッ、大丈夫だ…きっと蘭は…ッ、」
ココ「おい…心臓、止まってねぇか…、?」
竜胆「ぅあ”…ッ、あ”ぁ…ッ ポロポロ」
三途「竜胆しっかりしろ…!絶対…絶対助かる…!!だから…ッ ポロポロ」
ココ「…そろそろ救急車が来る…今はとにかく落ち着こう…」
竜胆「に…ちゃぁ…ッ ポロポロ」
…
灰谷蘭が死んだ。
敵襲でも、持病の悪化でもなく、
__自殺。
一体誰が想像できただろうか。
あの灰谷蘭が自ら命を絶つなんて、
今まで何度か自殺を図ろうとする現場を目撃して、阻止したことはあった。
あの時止めなくてもきっと蘭は当たり前のように自殺に失敗して生きていると思っていた。
本当は自殺する気なんて全く無くてただの遊び心で屋上に立っていただけなんじゃないかって
でも、止めなきゃ本当に死んでしまうなんて。
ましてや誰にも止められない時間帯に、方法で死ぬなんて。
お前はそんなに辛くて、苦しかったのか
そんなに1人で思い詰めて、我慢していたのか
分かっているようで、結局何も分かってやれていなかった。
竜胆の記憶が戻れば、後は全て時間が解決してくれると思っていた。
そう信じて疑わなかった。
なんでもっと、お前を見てやれなかったのかなぁ…
なんで、寄り添ってやれなかったのかなぁ…
今更後悔したって何も変わらないのに。
1番辛かったのは蘭なのに。
そして今、1番辛いのは竜胆なのに。
せめて竜胆だけでも守ってやりたいけど
きっとお前も、あっちに行くんだろ?
なぁ、蘭。どうしたらいいのかなぁ。
次は、失敗したくねぇんだ。
竜胆はまだそっちに行かせないでいるべきか?
それとも…
ガチャ
三途「九井、」
ココ「…あぁ、三途か…何か用か?」
三途「…竜胆、どこ行ったか分かるか?」
ココ「竜胆…一昨日から見てないな…」
三途「…」
ココ「どうかした、のか…?」
三途「なぁ…どうしたらいい?アイツは…竜胆はきっと…兄貴のとこまで行っちまう…」
ココ「ッ…」
三途「俺はどうしたらいいんだよ、?もう分かんねぇんだ…ポロポロ」
ココ「ンなの…俺だって…ッ ポロポロ」
三途「蘭がいたら…ッ、全部、全部良かったのに、ッ…」
ココ「蘭…、戻って来いよ…、ポロポロ」
ガチャ
三途「蘭…、?」
竜胆「…」
ココ「竜胆…!!」
三途「お前…ッ!!どこ行ってたんだよ…!?」
竜胆「…」
ココ「竜胆…?」
竜胆「…2人ともごめん、」
三途「お前…隈…!」
顔を上げた竜胆の目元は、生前の蘭程ではなくとも隈が凄かった。
改めて当時の蘭の隈の酷さが分かった。
竜胆「もう、さ…終わりにしたくて…」
ココ「何、言って…」
竜胆「俺…兄ちゃんがいない人生なんて考えたこと、なくて…ッ ポロポロ」
三途「竜胆…」
竜胆「辛いだけなの…何も楽しくなくて…嬉しくなくて…世界から色が消えたみたい…ポロポロ」
ココ「…ッ、」
竜胆「もう、いいでしょ…?」
三途「…後悔すんなよ、?」
ココ「三途…!?」
竜胆「しないよ…するわけないじゃん…」
ココ「おい…、!」
三途「…」
竜胆「2人ともありがとうね…みんなにもよろしく伝えといて…」
三途「あぁ…今までありがとな、蘭によろしくな…」
竜胆「うん…」
ココ「竜胆…本気かよ…?」
竜胆「ごめんね…」
ココ「っ…、ありがとな…ポロポロ」
竜胆「うん…ごめんね、」
__ガチャ
灰谷竜胆が死んだ。
兄のあとを追ったのだろう。いや、追ったのだ
あの時止めるべきだった、そうは思えない。
思えないのだ。
きっとあそこで止めるより、本人の自由にさせた方が竜胆自身、幸せだったのだろうから。
俺達は仲間の死を2回とも止められなかった。
蘭は完全に俺たちの目を盗んで去っていってしまったが、竜胆は止める術があったはずなのに
それでも本人達の幸せなら良いだろうと、そう思ってしまうから。
まぁ、メリーバッドエンド、と言うやつだろう
でも来世でまた会ったら次は絶対死なせない。
それが今世で死ぬことを許した代償だ。
それでいいだろ?兄弟。
どうか、安らかに眠ってくれ。
またな、
おしまい~!!
いやぁ~…辛い笑
何気に初めてかな、2人とも死ぬ作品書いたの
投稿遅くなってしまって申し訳ないです🙏
10月まで多分投稿頻度落ちます💦
近いうち新しい連載始まるので良ければ楽しみにしていてください🙌
需要あるか分からないので新連載の1部置いときますね()
くそ長いメモの1部ですが…↓
個人的には結構面白そうかなって思ってる(((
あと、
・別れ話切り出される蘭ちゃんの話(竜蘭)
・喧嘩したら家出しちゃった蘭ちゃん(竜蘭)
とかも書きたいな~っておもってます…!
これくらいしか今持ってるネタが無いので良ければリクください~🙏🙏
余談多くてごめんなさい💦
ばいばい!
コメント
4件
新連載めっちゃ楽しみ! バッドエンドありがとうございます😭
本当に最高でした!!!!!最初から最後まで自分が望んでた通りのストーリーで見応えめっちゃありました!!次の作品も面白そう…蘭病み…最高…次の作品も楽しみに待ってます!!いつも神作品をありがとございます!