テラーノベル
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私がセンパイを食べた理由は1つです。
彼の愛が私に向かなかったからです。
『彼の恋人はどうしましたか』
センパイからの愛を独り占めする女の行方なんてわかりたくもないですが…
少なくとも“私は”何もしてません。
でも“彼女”なら、四肢をバラバラにしているか拷問紛いのことをしてるのではないでしょうか
『彼女、とは誰ですか』
彼女は彼女ですよ。
復讐がこの世で1番に似合う恋する乙女…それが彼女です。
『貴方ではないのですか』
んふふ、私ですか?
私が彼を食べたのは復讐心じゃなくて愛故に食べたんです。
食べたらずっと一緒になれるでしょう?
『今回のことはおかしいと思っていますか』
おかしいことなんてしてませんよ。
私はセンパイを“愛していた”から食べた。
彼女はあの女にセンパイを盗られた“復讐心”であの女の行方を眩ませている。
それのどこがおかしいんでしょうか?
『…最後の質問です。』
『貴方はこれからどうするのですか』
これからですか…
当分、恋をするのは嫌ですし……気休め程度にあの人形の所にでも茶化しに行きましょうかね。
エルボス様亡き後、あの人形がどう過ごしているのか気になりますし…
『残念ながら、それは叶いません。』
あら、何故?
『罪を犯した貴方に今後の予定など出来や』
罪なんて犯してないですよ。
私が“あの子の想い”を忘れない為に実行しただけです。
私を裁けるなんて人間には早いですよ。
って…私ったら死体に話をするなんて…
まあそろそろこの裁判紛いの答弁も飽きてきましたからね。
ここら辺で区切るのも良いでしょう。
さて、彼女と合流しますか。
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