※92名呼びです。
今さっきの面倒事に巻き込まれてしまい、ドイツさんによってその場は収められましたが、この歳になると、半端じゃ無いくらいの疲労感が、一斉に私へと襲いかかって来る。
だが、現在は会議中であり、私が寝るだなんて行為を行ってしまった暁には、ドイツさんの雷が落ちてしまいますね・・・
「 あ ー !! 」今までシエスタしていて静かだったイタリアが、バッと勢い良く起き上がったと思った途端に叫び出した。
「 イタリア !! いきなり大声を出すな !! 」
「 ご、ごめんドイツ・・・」
「 でっ、でも ! 大変なんだよ ~ 」身振り手振りで焦りながらも言葉を色々と述べていると、
「 お前の伝えたい事は一体何だよ。 」と、溜息混じりのフランスの質問に「 ヴェ ~ 」と返事をして、イタリアは静かに口を開けた。
「 日本が・・・シエスタしているのであります ! 」イタリアがそう答えると、全員の視点は日本の方を一斉に見つめる。
無言になり、何故か緊迫した雰囲気を醸し出す会議室の中、イギリスが発した一言により、緊迫した雰囲気は一気に打ち消された。
「 これ、今なら日本の寝顔を撮っても良いんじゃないか・・・? 」
「 HAHA !! 君、面白いジョークを言うね。イギリス 」
「 そんな事、日本の彼氏である俺が許可するとでも思ったのかい ? それなら俺は君の度胸に尊敬を覚えるよ。」
「 いつから日本君は、アメリカ君の所有物になったのかなぁ ? うふ ♪ 」
「 我は美國が日本の恋仲だなんて事、ぜって ー 認めないある !! 」
「 中国の言う通りだよ ! 日本はアメリカの物じゃ無くて、俺の物だよ ? 」
いつものヘタレは何処に行ったのか、イタリアは、いつも閉じている瞳を開き、眠っている日本の後ろへ立ち、日本を渡さないとでも言わんばかりのバックハグをしだした。
「 お前、イタリアか・・・? 」ドイツが恐る恐る問い掛けると、イタリアはいつもの顔に戻って、
「 ドイツどうしたの ? 俺は俺だよ ? 」そう返事をした。
fin .