テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
朝から怒鳴り声が聞こえる。懐かしいなぁ……と思っていたがさすがにいつもの怒鳴り声だとしても止めに行かなくては。この感じ最年長ふたりだと思った。
雨樹「一体誰がこんな朝っぱらから大声なんて出して……は? 」
どうなってるんだほんと……考えられるのはひとつ。夜兎が咲のプリンを食べたくらい……
咲「あんたほんと変わんないね!!!」
夜兎「さっさささ咲落ち着け!」
お前が落ち着けよとツッコミ入れたくなる会話してるな……
咲「私のプリンを食べるなんて!!!」
やっぱりなぁ……こいつら変わんないわ……正直安心する。変わってくれなかったから。と、レグが2階から降りてくる。何やら外行きだ。
雨樹「レグ?どっか行くのか?」
レグ「あ、あぁ墓参りにな」
こんな朝っぱらからか?とりあえず、咲と夜兎の喧嘩を停めなくては。
レグside
**
**
4年間行きなれた道を行く。そこには
レジア・グリッチ レイ・グリッチ と掘られた墓があった。父と母の墓だ
レグ「父さん、母さん来たよ」
ここには、俺とレリィしか来ない。しかし、レリィは今日は精神病院の方に行っている。俺だけだ。隣に160cmくらいの男か女か分からないがフードを着た人がいた。誰だろう?
レグ「なぁあんた、父さんのなんなんだ?」
???「!」
こっちに気づいた?
???「レ……レイお兄ちゃん?」
レグ「は?」
誰だ?この女……というか俺の妹は今15歳……この子も推定15歳だとすると……
レグ「カナデ???」
俺らが5歳の時に父さんと母さんは俺らだけを父さんのいとこの元へ向かわせた。その時カナデは2歳だった。信じたくない。カナデは、今病室に……
カナデ「私だよ!カナデだよ!レイお兄ちゃん!」
レグ「カナデ……良かった……」
カナデに会えた。
レグ「なぁ、カナデ」
カナデ「何?レイお兄ちゃん」
レグ「俺、今レグって言うんだ。俺も神だぜ?」
カナデも神で俺も、レリィも神……。俺らは大丈夫だぜ?姉ちゃん
カナデ「私、聖神っていう神になったよ」
カナデ「お兄ちゃんはなんの神様なの?」
レグ「邪神だ」
邪神……聖神とは、真反対の神……。きっとガッカリするだろう。
カナデ「お兄ちゃんがどんな神様でも私は大丈夫。だから、誇りを持って!」
やっぱり、家族には救われてばかりだ……。しっかりしねぇとな……。
レグ「ありがとう。仲間を紹介するからうちに来てくれ。」
カナデ「わかった。」
そして仲間を紹介した。最初はみんな驚いていたが。レリィの大泣きによってみんなはそれどころじゃなくなっていた。