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テラーノベル(Teller Novel)
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朝 6:15

そろそろしんぺい神が派遣されるのではないか、と思っていると、最後の一人であるコネシマがやってきた。珍しく眼鏡をかけている彼はそのまま席に着くと思いきや、椅子を通り過ぎ、ゾムとシャオロンがじゃれている、もとい遊ばれているロボロのもとへ向かい、一緒になって遊び始めた。

このままではロボロが可哀想なのといつまでたっても会議が出来ないと悟った俺、トントンは、すらりとダイヤモンドでこしらえた粛清剣を取り出し、四人をキッチンへと向かわせ、自身も席に着いた。全員が席に着いたのを確認したグルッペンが、「では皆、頂こう」と音頭を取った。

すると、すぐにガタリと椅子の音が聞こえ、被さるようにゾムの声が聞こえた。

「シッマシッマシッマ、今から俺とハンバーガー大食いチャレンジしようぜ!!」

「イヤやわ!何で朝からハンバーガー食わなあかんねん!オイ、大先生助けろ!」

「シッマちょっと黙って。俺今女とLI○Eしてんねん。あと俺も朝からハンバーガーはええわ。シッマがn」

「あ、大先生おったんや。何でや大先生、一緒に食おうぜ!」

「え、気付いてなかったん?ちゅめたあぃ…」

「大先生きっしょ!!てか、綺麗にスルーすんな!!俺だけ食害受けることになるy」

他の幹部は巻き添えを食らいたくないのだろう、誰もしゃべらない。不自然にコネシマの声が途切れ、ゾムがキッチンに嬉々として入って行くのを視界の端に捉えながら、俺はこの後の予定を脳内で立てる。


コネシマを除き、全員が無事に食事を終えたのを確認した俺はこの後の予定を伝え始めた。

「まず、グルさんと鬱は昼まで書類や。昨日も一昨日も2人で抜け出して街に降りたやろ。有能な監視役が俺の味方についてるからな、今日は逃がさへんで」

「それはズルイゾ!!もともとロボロは情報管理長なのに、いつトン氏の味方になったんだ!」

「ん?俺は一日中机にかじり付いてほしい所を昼までにしてんねん。これ以上の譲歩はせえへんからな。安心しろ、俺が真横で見といてやる。

次は…コネシマ?生きてるかコネシマ?まあええわ。シャオロンはそこのコネシマ引っ張って一般兵の訓練や。兵を二つに分けて、それぞれが隊長になって作戦を立てた後、模擬戦をしてくれ。

で、ゾムはその模擬戦をみて、幹部に上げていける奴と、いけへん奴を選別して報告書書くこと。勝手に引き抜いたり、手合わせ禁止やぞ。もちろん内ゲバもあかんからな!

オスマンとひとらんはシェフと新しいメニューの考案をしてくれ。ええの期待しとくわ。

エーミール…は後でメモ渡すから街まで買い物に行ってくれるか?どっかの脱走する奴らに行かしたらロクな物買ってこなさそうやしな。

ロボロは監視カメラを増設する事にしたから設置場所のリストアップと、“お客さん“が紛れ込んでないかを見といてもらうわ。

……こんなもんかな、じゃあ各々昼のコールで食堂に集合ということで。ほらグルさん、いつまでも拗ねてないで、音頭取って。」

「……ゴチソウサマデシタ」

如何にも渋々な挨拶を皮切りに全員が動き出した。



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あとがき

第二弾です。

次はコネシマ視点で書こうと思います。

誤字脱字等がありましたら教えていただけると幸いです。

リクエストやアドバイス、コメントなど頂けると嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

P.S.どうやって連載にするのかが分かりません。

Androidタブレットでも出来る方法を教えてください。

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