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私は、恭吾さんでもなく、輝くんでもなく、悠人を選んだ。
その選択は、1ミリも間違っていなかったと心から断言できる。
あなたの性格、包容力、言葉、顔、スタイル、才能、そして、私を優しく抱いてくれる男としての魅力。
時々、弱い自分を見せてくれるところも……私は、悠人の全てが好き。
あなたに出会ってから、私は180度変わることができた。こんな自分なんて……と自分を大事に思えなかった私が、今は、自分で自分を褒めてあげられるまでになった。
アンナの子育てや家事、美容師として頑張ってる時の自分を――
悠人の奥さんとしてはどうなんだろ?
そこには相変わらず自信がない。
悠人はいっつも過剰に私を認めてくれて褒めてくれるから、私はその言葉に甘えてしまってる。悠人の優しい言葉が、私の支えになってることは間違いない。
私に出会ってくれて、私を好きになってくれて本当にありがとう……今、無性にそう思える。
私は、恭吾さんのこともあって、改めていろいろ考えることができた。
ひとつひとつの出来事が、全てに意味のあることなんだと思える。だから私は、家族とのかけがえのない日々を大切に過ごしたいと思った。
月日は流れて、アンナはあっという間に小学校に入学した。
両親達が、入れ代わり立ち代わりで、アンナを可愛がってくれ、時にはお互いの両親を交えて7人で食事したりもした。
嫁姑問題は、うちには一切ない。
少し年齢を重ねた両親達が元気で、いつまでもみんなで賑やかに過ごせたらいいのにと心から思っている。
悠人、アンナ、両親達、そして私、みんなが毎日笑顔でいられたら……
きっとそれが1番の幸せなんだ。