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夜飴で〜す。
木葉がdomに傾いてる時のケアで、ちゃんとしたこの赤を書くぞ〜!
ちな前回はぼっくんがブチ切れた☆((分からん人は1話参照!
本編ど〜ぞ!
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赤葦side.
木葉さんのcommandは木兎さんのそれと比べて柔らかい。俺のsubとしての本能を優しく包み込んで溶かすような、粘度の高いcommand。
「…赤葦、“kneel”」
「……っ」
端正な口元から発せられる言葉の、音の一つ一つに、強いdom性特有の圧迫感がうっすらと張り付いている。反射的にぺたりと床に座り込んだ俺を見下ろして、Goodboy、と一層柔らかく甘いrewardを口から零れさせた。そんなことをしなくても俺は逃げませんよ、と何度言ったところで、この人の本能は変わらない。基本的に甘やかして、縋ってほしいと願うのが木葉さんのdom性だった。
「ん…“come”。大好き、京治」
してほしいことは全部commandで、それ以外は普段のおちゃらけた様子からは想像もつかないほど優しくて温かい声で俺に伝えてくる。そしてその中には、今みたいにケアをしあうswitchとsubの関係を少なからず超えた発言も含まれていた。きっと木兎さんが知ったらglareとdefenceを全開にして怒るんだろうな、なんて思いながらも、俺は自分の意思でセーフワードを選択肢から外す。この人の腕の中は暖かくて甘くて、自分のdomを裏切っているという普通のsubなら耐えられるはずもない背徳感も相まって、狂おしいほどの中毒性でもって俺を縛り付ける。
「…俺も、です。木葉さん」
たどたどしくそう伝えれば、木葉さんはまた俺には勿体ないほどのrewardを耳から直接脳に流し込むように囁いた。木兎さんがcommandとglareで俺を支配するなら、木葉さんは容赦ないrewardでもって俺の理性を壊していく。そうして無防備になった俺を、あなたは心底嬉しそうに見つめている。優しい時間は飛ぶように過ぎて、そうして門限が差し迫る。ケアが終われば、俺は木兎さんのsubに、木葉さんは雪絵さんのsubに戻る。dom性の方が強い木葉さんだけれど、雪絵さんのglareは恐ろしくねちっこいそうで、二度と見たくないから必ずルールは守ることにしたと以前のケアの後に聞いた。
「…ふぅ。それじゃ、今日もありがとな、赤葦。Goodboy」
「いえ、こういうのはお互い助け合うものですから。木葉さんこそ調子が悪い時はすぐに言ってくださいね」
「おー。……もうそろそろかな」
木葉さんが呟くように言った数秒後、ほとんど同時に二つの着信音が鳴った。それぞれ、木兎さんと雪絵さんからの帰りを促す連絡だろう。全然忠告も聞かずに全部なんでもないように熟してしまうのがこの人だけれど、たまにはもっと自分のdomを信じて、全部曝け出してみてもいいのではないかとも思う。
「…あの。木葉さん」
「ん?どうした?」
でも、この人にとって自分のsub性は不幸しか生んでこなかったものだ。俺のような部外者が迂闊にその傷に触れて、取り返しのつかないことになったらと思うと、喉が渇き切って声が出なくなる。俺なんかでは想像もつかないような道を辿ってきて、今ようやく安定と幸せを手に入れたこの人に、果たして俺が言えることなどあるだろうか。ぐるぐると考えて、自分で声を掛けたくせに話出さない俺を心配したのか、木葉さんの手が俺の頭に乗る。そのまま癖のある黒髪をくしゃりとかき混ぜられて、甘やかな充足感が指の先まで俺の体を温めていく。
「……なんでもないです」
その優しさを、その笑顔を壊すことは、俺にはできない。きっと、あの人ならできたんだろうけれど。
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木葉side.
赤葦の笑顔は時によって違う色を見せる。万華鏡のようにくるくると、決して同じものはない。しいて共通するものと言えば、その複雑な鳶色がかった黒の瞳だろうか。いつもそこにあるその輝きすら、いつも違う。本当に見ていて飽きないと思う。だけど、俺は非固定のswitchで、完全にあいつのdomにはなってやれなくて、subとしてだって死にたくなるほど汚れている。だから、俺は今のまま、お前の笑顔が見続けられればそれでいいんだ。そう思っていた。
『木葉?お前、なにやってんの?』
ほんの僅かな出来心。でも、汚れた俺を許さないで欲しい。もっと、もっと痛めつけて罰を与えて。これは駄目なことだって教え込んで。そうじゃなきゃ、あの時の木兎のglareをさえ俺はきっと忘れてしまえる。きっともう止まれなくなってしまう。だから、そんなふうに考えてしまう俺のこころを、ぼろぼろにして壊して。
『木葉く〜ん、?ほらほら、口止まってるよ』
ああ、うるせえ、黙れ。もう二度とその声は聞きたくない。でも、だけど、俺の中の醜く汚れたsub性が囁く。もっと犯して、もっと駄目にして、もっとおかしくさせて、と強請る。異常だ、と自分でも思った。でもどんなに嫌悪したところでこれは俺のsub性で、汚れたsubにはおぞましく太った男たちからのレイプがお似合いだ、と言い聞かせて毎日信じられない程雑に抱かれた。ろくに解かしもローションを使いもしない奴らに当たり前のように中へ出される度、自分がどれだけ価値が低くて立場の弱い人間なのかということを思い知った。それなのに俺は今でも“雇用主”に会いに行く。ああ、なんて淫らで救いようがない。
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変な終わり方してごめんんん…眠すぎた((
赤葦と木葉はガチ可愛くない??
木葉の私服は萌え袖だと信じていいですか。
赤このもこの赤もあるよね、ね(((ほんとにごめんなさい今マジで脳みそが…
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それじゃ〜おつかれ〜!