テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

13

(ユウリが来てくれた! もう大丈夫だ! 後は勝つだけ! 勝ってみんなの元に帰るだけだ!)

フィアナの口元が綻んだ。頼れる味方の登場が嬉しく、今ならどんな敵にでも勝てそうな気がしていた。

一体が火球を吐いてきた。フィアナは子ユリシスを右の爪先に集めると同時、翼に残した分で|神気《ルークス》を反射させる。

その場で一回転し、びしりと蹴った。爪先を火球にぶつけて消滅させる。

間髪入れずにもう一体が突進してきた。フィアナはひらりと跳んで躱し、二度羽ばたいてさらに舞い上がる。

(今回は反射もバッチリ! これで一掃!)確信したフィアナは小さく息を吸い込み、「|鏡蝶弾《ミラルガン》!」。力強く叫んで、蝶翼から白球を射出する。

|神気《ルークス》の弾丸は、空気を切り裂いて飛んでいく。地上の|悪竜《ヴァルゴン》たちは次々と撃ち抜かれ、絶命する。

視界の端に|悪竜《ヴァルゴン》が入った。滑空して襲ってくるが、フィアナはとっさに向き直った。子ユリシスで障壁を作り、|悪竜《ヴァルゴン》の突進をストップする。

すかさず左手に槍を生み出し、障壁越しに突く。刺突は眉間に命中し、|悪竜《ヴァルゴン》はがくりと頭を垂れた。すぐに降下し、ドサリと地面に落下する。

(うん、やればできるよ、私! ユウリより強いかは微妙だけど、お荷物なんかには絶対にならないんだから!)

フィアナは次の敵に目をやりつつ、強かな思考を巡らせていた。

神神鳥蝶悪竜神滅

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

27

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚