戸の方向を見ると息の上がった男が居た。
男……というよりかは、男の子のように見えた。
幼い顔つきをしており僕よりも身長が低く思えた。
戸を開けた男は僕の顔を見るなりこちらへと近ずいて来た。
「貴方が………神、ルマ様の遣いですか……?」
神……?
遣い……?
この人は何を言っているんだろう……
しかし、そう思ったのもつかの間だった。
何故なら僕が知っている……聞き覚えのある名前が入っていたからだ……
「ルマについては知っています……」
僕はそう言った。
すると、その場にいた全員が驚いていた。
しかし、僕には理解が出来なかった。
すると戸を開けた男が
「貴方がルマ様が仰っていた神の使い……如月 蓮(きさらぎ れん)様ですか…お会いできて光栄です。」
と言った。
僕は理解が追いつかずに頭がパンク前の状態だった。
「ルマ様というのはこの世を作った創造神なんだ……そして、この子は神の声を聞くことが出来る者だよ。」
パンク前の状態の僕に赤髪の男が説明してくれた。
やっと理解出来た……
ルマという男は神であり、僕をこの世界へ送った……
でも一つだけ理解できないことがあった。
それは、僕をこの世界へ送った理由だ。
そんな事を考えていると
「ルマ様に如月 蓮様に幸せを送れ……と言われました。」
幸せ?
余計意味が分からなくなった………
そして、僕は考えるのを中断した。
そして、初めに不思議に思ったこの世界のことについて聞くことにした。
この世界のことについては仮面の男が話してくれた。
此処はツイステッドワンダーランドという世界であること、この校舎はナイトレイブンカレッジというツイステッドワンダーランドきっての名門校だということなど、たくさんのことを教えて貰った。
そして、その話が終わると周りの男の人達が自己紹介をしてくれた。
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