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『episodes2 檻の中の楽園』
明日美レイアの頭に銃弾がめり込んだ。
茅「えっ……………」
明日美レイアはパタリと倒れ、頭からは赤黒い血が湧き上がっている
茅「………………」
本当に…死んだのか?ドッキリとかじゃなくて?
さっきまで普通に、俺と話していたのに
その時、どこからか音楽が鳴り始めた
『〜♪♫〜、プレイヤーネーム、コウ様。ゲームクリアおめでとう御座います』
茅「ゲーム…クリア?」
『現在のポイント数、8p』
茅「………………」
ゲームクリア?ポイント?コウ様?なんのことだ…?
まずここはどこなんだ?明日美レイアは…本当に死んだのか?
考えれば考えるほど、わからなくなってくる
?「あれ?見ない顔っすね」
茅「……………」
?「あちゃー…隣の子は死んじゃってるっすね…」
茅「…誰?」
小「小鳥遊ライっす、そっちは?」
男はピアス?をバチバチにあけており、猫のような目をしていた
茅「…茅蜩カナメ」
小「よろしくっす!カナメ!」
茅「よろしく…」
少しチャラい男は嬉しそうに俺の手を握り、ブンブンと振り回した
小「いや〜ちょうどよかったっす!参加人数が足りなかっすから…」
茅「参加人数?」
小「あ〜…取り敢えず、説明するっすから付いてきて」
小鳥遊ライは俺の手を握ったまま、道を進んでいった
明日美の死体を置き去りにして
【???】
小「ここは楽園っす」
茅「楽園?」
無機質な白いビルや瓦礫の横を歩く
空気は澄み渡っており、冷たい風が心地よく
まるでゲームの世界にいるような感覚だ
小「そう、ゲームにクリアさえすれば何でも手に入る楽園。まぁ実際は地獄なんすけどね」
茅「ゲーム?」
小「…さ、ついたっすよ」
もう着いたのか…
目の前にはビルが周りにあるようなものと同じビルが立っており
ただ他のと違って少し薄暗い、重い空気が漂っていた
小「カナメにはこれから、俺と一緒に命を賭けたゲームに出てもらうっす」
茅「え…………?」
小「…急で驚かせちゃったっすね…でもこれは本当に仕方ないことなんすよ」
小「この地獄に来たからにはゲームはほぼ義務っす」
茅「義務って…」
いきなり命を賭けたゲームに参加しろなんて言われても…
しかも義務…
小「大丈夫っす!なんかあったら俺が絶対守るっす!」
茅「…本当に?」
小「本当っす!俺を信じてっ!」
小鳥遊はウルウルとした仔犬のような目で俺をじっと見つめる
茅「…………わかったよ…」
小「やったー!じゃあ早速行くっすよ!」
俺は小鳥遊の圧に押されて、軽いノリで命を賭けたゲームに参加することになってしまった
【ビル内】
?「あっ、やっと来た!」
?「…おせぇよ…」
小「すいませんっす…」
茅「…」
どうやらここには俺を含めて8人いるようで
体格の大きい人、小柄な少女、それに中性的な人もいるようだ
?「これでやっと9人揃ったな」
茅「9人?」
ここにいるのは8人のはずだけど…
?「…あそこ」
金髪のギャルが指差した方を見ると…
茅「…うわぁ!」
顔が血まみれの男が壁に横たわっていた
『第一ゲーム ミッションインビルズ』